「こいつは真面目やから、工夫すれば使えるんや」バイト時代に出会った恩人とのエピソードに感動

「あの時、あの人に出会っていなければ・・・」と思えるような人生の恩人に出会ったことはありますか?
人との出会いが自分の糧になり、その後の人生を大きく左右することってありますよね。

今回ご紹介するのは、バイト時代に出会ったという料理長とのエピソードです。

※こちらは、2020年3月17日にFUNDOで公開した記事を再編集したものとなります

ミスがあまりにも多い僕を拾ってくれた

そのエピソードをTwitterに投稿したのは、兵庫教育大学の准教授であり、発達障害のある子どもたちを対象とした教育に携わっている小川修史(おがっち)(@ogatti21)さん。

こちらが、バイト時代の料理長とのエピソードを綴ったTweetです。

 

 

 

 

人間、誰しも長所と短所があります。
悪い部分ばかりに目がいけばその人の良い部分は見えません。

逆に良い部分を探そうとすれば必ず誰しもが長所を持っていますし、それはその人にしかない尊いものです。

 

クビを通告される予定だったという当時のおがっちさん。
料理長は、そんなおがっちさんのマイナスな部分ではなく長所を見ようとしてくれていたのですね。

そしてそんな料理長を慕い、「料理の世界に入りたい」と料理長に伝えたというおがっちさんでしたが・・・

お前は研究者になれ!

料理長から返ってきた言葉は意外なものだったのかもしれません。
おがっちさんが「障害のある子供達と面白いことをしたい」と言っていたことを覚えていたようで、自分とともに働いてもらうのではなく、おがっちさんの夢を後押ししたのです。

 

 

料理長の進言もあり、当初から思い描いていた障害支援や合理的配慮の研究に就かれたというおがっちさん。
今でも当時の料理長の教えがベースにあるといいます。

15年ぶりの再会

ゼミ生を連れて料理長のお店を訪れたというおがっちさん。
かつての教え子が自らの道を進み成長し、教え子を連れて自分の店に来てくれる。

料理長の感慨もひとしおだったと思います。

 

 

料理長に似ていると教え子に指摘されたというおがっちさん。
きっと当時の料理長の教えが、おがっちさんの血となり肉となり、仕事をしていく上での基盤となっていたのですね。

反響が続々と

このエピソードに対して、「使えるようにするのは人次第。料理長のようにありたい」といった声や「どうしたらうまくいくか考える。これを実行した料理長は素晴らしい」など、料理長の指導を称賛する声が寄せられていました。
また、この一連のエピソードにまつわる最初のTweetには、12万件以上のいいねが集まり、4万件以上のリツイートもされるなど大きな反響を呼びました。

クビ寸前だったというおがっちさんの強みを早々に見いだし、生かす工夫をすることでおがっちさんのその後の人生に多大な影響を与えた料理長は、まさに人生の恩人ですね。

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