アーモンドの粉末のことを「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」などと表現します。
ただ、両者の違いはどこにあるのでしょうか?
今回はそんな「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」がどのようなものなのかについてわかりやすく解説します。
併せて両者の種類や効果についても説明します。
目次
「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」の違い
まずは「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」の違いについて見ていきましょう。
2つの違いは由来になった言葉だけ!
「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」はお菓子の基本素材です。
どちらもアーモンドを粉末にしたという点では同じものです。
ただ、語源となった言葉が異なるので注意しておきましょう。
主にフランス語から来たのが「アーモンドプードル」で英語から来たのが「アーモンドパウダー」と呼ばれます。
つまり、フランス語なのか英語なのかで変わるということです。
もちろん、アーモンドの粉末を意味する点は共通しているので、本質は同じということを覚えておきましょう。
「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」の役割
「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」はお菓子に使用されます。
これを生地に混ぜることでアーモンドの風味とコクが加わります。
さらにローストすることによって香ばしさも引き立つのが特徴です。
また、しっとりさせたりサックリさせたりなど歯触りにも変化が生まれるなどその役割は多岐にわたります。
使用する量によってお菓子の食感や質感も変わるなど、用途で大きく変わります。
「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」には2種類ある!!
ここからは「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」の種類について見ていきましょう。
皮付きの「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」
「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」には皮付きがあります。
皮付きのものはアーモンドの味が濃く、重厚な風味とコクを持っています。
生地の色もダークになり、香ばしく焼き上がるのが特徴です。
素材を生かした素朴でシンプルな味わいのお菓子に適しているとされています。
皮無しの「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」
「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」には皮無しもあります。
皮無しのものはアーモンドの味が薄く、軽快な風味とコクを持っています。
生地の色もライトになり、爽やかに焼き上がるのが特徴です。
食材を際立たせるバリエーション豊かな味わいのお菓子に適しているとされています。
お菓子によって効果の変わる「アーモンドプードル」と「アーモンドパウダー」
最後に「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」の効果について見ていきましょう。
クッキーに入れると・・・
「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」をクッキーに入れるとサックリ感がアップするとされています。
サクサクしたクッキーを作るのに欠かせません。
歯触りを重視するならぜひ入れたいところです。
パウンドケーキに入れると・・・
「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」をパウンドケーキに入れるとしっとり感がアップするとされています。
ふわふわしたパウンドケーキを作るのに欠かせません。
口溶けを重視するならぜひ入れたいところです。
マカロンに入れると・・・
「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」をマカロンに入れるとつるっと感がアップするとされています。
つるつるしたマカロンを作るのに欠かせません。
滑らかさを重視するならぜひ入れたいところです。
まとめ
「アーモンドプードル」「アーモンドパウダー」はどちらも同じアーモンドの粉末を意味します。
ただし「アーモンドプードル」はフランス語から来ていて「アーモンドパウダー」は英語から来ているとされています。
その由来や語源については若干違ってくるわけです。
どちらもお菓子作りに欠かせないものなので、気になる方はぜひ入れてみてはいかがでしょうか?