11月11日と聞くと皆さんは何を思い浮かべますか?ポッキーの日かな?ゾロ目だからパチンコ屋さんのイベント?なんて思う人もいるかもしれませんね。もちろんそれは間違えないのですが、思い出してほしいことが一点あります。それは、東日本大震災の月命日でもあるということ。
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ポッキーと月命日
2022年11月11日に脚本家で小説家の一色伸幸@nobuyukiisshikiさんがTwitterに投稿されたツイートが非常に考えさせられる内容だったのでご紹介します。
▼こちらがそのツイート
2014年11月11日、帰宅困難区域だった浪江に向かう車中で、僕たちは「ポッキーの日だね」と笑ってた。
ゲートを通ると無人の町。
それなのに、海岸に数人の男たち。
「なにしてるんですか?」
「月命日は遺体を捜索します」
ポッキーと月命日。
ゲートの中と外は、すでにそれほど乖離していた。— 一色伸幸 (@nobuyukiisshiki) November 10, 2022
ツイートでは2014年の11月11日の出来事が綴られています。多くの人にとっては、当時の一色さんと同じく11月11日はポッキーの日であり、「ポッキーの日だね」なんて会話で何気なく過ごす一日だと思います。しかし、福島・宮城・岩手の沿岸部では毎月の月命日には地元の警察を中心に行方不明者の一斉捜索も行われています。未だに2500人以上の方が行方不明となっており、その家族や関係者は毎月の月命日に東日本大震災のことを思いだされることでしょう。
風化させてはならない
震災からすでに11年の歳月が経過し、震災の被害は過去のもので、すでに復興も完了していると感じている方もいるかもしれません。
しかし、行方不明者は未だに2500人以上、この行方不明者の家族や関係者の方にとっては終わった過去の話ではなく、今も続く現状がそこにあります。この事実は決して風化されてはならないと思います。
様々な行事も
震災を風化させないよう、月命日には様々なイベントなども開催されています。イベントなどの情報はSNSやネットで知ることが可能です。今まで意識していなかった人も、毎月11日には少し月命日を意識してみてください。
昨年12/11の福島県郡山市ビックパレット横の仮設住宅跡地で、シンポジウムとキャンドルナイトを行いました。
CANDLE JUNEからの活動報告です。
ぜひご覧ください。https://t.co/e1BHDbchKP本日11/11の月命日もLOVE FOR NIPPONは福島のみなさんと過ごしています。
その模様も後日お知らせします🍀 pic.twitter.com/sdwG7FggNX— LOVE FOR NIPPON (@LOVEFORNIPPON) November 11, 2022