ビジネス用語「カバレッジ」とはどんな意味?ビジネスシーンによってその意味は大きく変わってきます!!

「カバレッジ」は、報道範囲や取材範囲といった範囲や対象を意味の英単語を由来とするビジネス用語です。
その意味合いは、ビジネスシーンによってまるっきり変わってきます。

そこでここでは、ビジネス用語のひとつ「カバレッジ」について解説していきます。

「カバレッジ」とは

 

まずは、「カバレッジ」がどのような言葉から来ているのかを見ていきましょう。

由来は英単語“coverage”

「カバレッジ」は、英単語“coverage”から来たビジネス用語です。

この“coverage”は、報道や取材の範囲、保険などの填補範囲といった意味合いで用いられる語句です。
特定の物事の範囲であったり、対象を指す言葉となります。

ビジネス用語「カバレッジ」の用い方

 

では「カバレッジ」が、ビジネス用語としてどのように使用するのでしょうか。
ここからはビジネスシーンごとの用い方を見ていきましょう。

エリアカバレッジ

「エリアカバレッジ」は、通信業界を中心に使用される用語です。

携帯電話や無線通信の電波が送受信可能な地域、その範囲を指します、
「通話エリア」と呼ばれることもあります。

また、1つの無線基地局がカバーできる範囲のことを指す場合もあります。

営業担当を指す「カバレッジ」

営業担当の意味で「カバレッジ」を用いるのは、主に投資銀行業となります。
顧客となる会社や企業の窓口担当や業務担当となる営業の人間や営業部門のことを指しあらわす用語となります。

この用語は、顧客のことをカバーすることから生まれたともいわれています。

ソフトウェア開発におけるカバレッジ

 

ソフトウェア開発の中でも用いられる「カバレッジ」。
特に「テストカバレッジ」という用語として用いられます。

テストカバレッジ

「テストカバレッジ」とは、ソフトウェア開発の中でも最終的な段階となる検証が行われる範囲であったり、その網羅率のことです。

プログラム中の特定部分を実行しすることで、エラーが発生するかどうかの有無を調査していきます。
この命令や分岐に支障が出ないかを検証していく全体感であったり、検証が完了した割合を指す言葉となります。
全部でこれだけ確認していくよ!という内容と、全体に対してこれだけの分が確認できているよ!という割合ということになります。

テストカバレッジの中にもさらに様々なカバレッジがある

この「テストカバレッジ」の中にも、多様な「カバレッジ」が存在します。

例えば「ステートメントカバレッジ」「ブランチカバレッジ」「デジジョンカバレッジ」などがそれに該当します。

それぞれ「ステートメントカバレッジ」は命令網羅率、「ブランチカバレッジ」は分岐網羅率、「デシジョンカバレッジ」は判定条件網羅率を意味する言葉です。

まとめ

「カバレッジ」は、範囲や対象を意味する英単語“coverage”から来たビジネス用語です。

ビジネスシーンによって意味合いは大きく異なって来ますが、
通信業界ならば、電波が送受信可能な地域や範囲
投資銀行業などでは、営業担当を
ソフトウェア開発の中では、検証範囲や検証の網羅率
といった意味合いで用いられます。

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