大気汚染が深刻さを増す中国…北京で史上初の「赤色警報」が発令されて話題となっているのでご紹介します。
中国ではPM2.5をはじめとして、大気汚染は深刻さを増すばかり…歯止めがきかない状況です。そんな中、北京市では高濃度スモッグが最低3日以上続くことから、12月7日に史上初の「赤色警報」(最も深刻な状況を表す)が発令されました。今年の冬は特にひどいらしいです。
建設現場での作業は安全確保のために活動が制限され、高速道路は通行止め、車の一日置きの通行禁止(ナンバープレートの奇数か偶数かで分ける)、学校は学級閉鎖…など、北京の人々の生活に大きな影響を及ぼしています。
この尋常ではない大気汚染の中、北京の至る所で、こんなマスクをする人の姿も…。
出典:twitter.com
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確かに「風の谷のナウシカ」の腐海のマスクばりですね。そして、これに対してはこんな声が寄せられていました。
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これだけの対策をしなければならない状況。10年前と比べると、北京では肺癌にかかる人が約43%も増加したようです。タバコの影響もあるでしょうが、排気ガス、工場から排出されるもの…などさまざまな要因がありそうですね…。高度経済成長の後処理に手がまわっていない状況。中国からやってくるPM2.5は近年日本(特に九州、沖縄など)でも問題となっていますし、なんとか解決の道を探って推進してもらいたいのですが…。