サッカー女子日本代表なでしこジャパンの中心選手として活躍した澤穂希選手が16日、今シーズン限りでの引退を電撃発表。先ほど引退会見が行われ、澤選手が引退の理由について語るなど話題となっています。
澤穂希が今季限りで引退を発表。日本の女子W杯優勝に貢献。 pic.twitter.com/YJSyIxqdXB
— サッカー好きのための拾い読み速報 (@soccer_soku) 2015, 12月 16
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【速報】
サッカー女子日本代表澤穂希選手が現役引退発表！！日本人初のバロンドールも受賞し、ワールドカップも優勝に導いたなでしこのレジェンド。澤選手お疲れ様でした pic.twitter.com/2XZzKjVOv4
— SOCCER DAILY【話題＆最新】 (@soccernewtvp) 2015, 12月 16
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来年夏のリオデジャネイロ五輪出場に向けて意欲を示していると思われていただけに、日本全国のファンの間に衝撃が走りました。以下、本日行われた記者会見での澤選手のコメントをご紹介します。
目次
記者会見（コメントは一部）
（引退を決めた時期については？）
自問自答を何度も繰り返しました。W杯を終えた瞬間に、悔いなくやりきれたな…というのはありました。その時から今年いっぱいかなとは思っていました。体も心もトップレベルを維持するのは難しいと思いました。2011年の頃と比べて、目標に向かっていくというモチベーションの維持が今年一年は難しかったと思います。
（結婚との関連性については？）
結婚していようがいまいが、この決断だったと思います。主人が支えてくれたおかげで、この一年頑張れました。（澤選手にとっての「なでしこジャパン」とは？）
家族のような存在です。（引退後の活動は？）
正直まだ何も考えていませんが、サッカーはもちろん、スポーツの世界で澤穂希にしかできない事があれば、積極的に取り組んでいきたいと思います。（どんなサッカー人生だった？）
悔いのない、本当にやりきった最高のサッカー人生でした。
女子サッカー界のレジェンドが突然、ユニホームを脱ぐ。澤選手の引退に対して、チームメイトや各界のアスリートたちから多くの声が寄せられていました。
澤さんの引退発表。
本当に長い間お疲れ様でした！！
言いたいことはたくさんありすぎるのですが、とにかく澤さんと一緒にプレーできる最後の皇后杯優勝目指して頑張ります！！ pic.twitter.com/Tz73gz8jdp
— 田中明日菜 (@asuna0423) 2015, 12月 16
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大好きな大好きな澤さんの引退発表。
まだまだ一緒にやりたかったけど、大好きな澤さんと一緒にサッカーできてとっても楽しかったし幸せでした。
澤さん！ありがとうございました(>_<) pic.twitter.com/1xnlktd7Yw
— Mana Iwabuchi 岩渕真奈 (@buchi_mana) 2015, 12月 16
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澤さんが引退。。とにかく感謝しかないです。常に先頭に立ち色んな壁や苦難を乗り越えて、こうして女子サッカーの道を切り拓き、歴史を繋いできてくれた。私の想いは直接伝えました。澤さんとサッカーできて最高に幸せでした！ pic.twitter.com/p5LEvd1aq0
— Yuki Ogimi/大儀見優季 (@Yuki_Ogimi) 2015, 12月 16
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また、澤選手と同じ「INAC神戸レオネッサ」に所属するFW・川澄奈穂美選手はブログを更新。
まだ試合残っているのに、泣きそうです。大好きな澤さんの現役サッカー選手の最後を、最高の笑顔で迎えてもらえるよう、ラスト3つ！！！！！！ 全員が一つになって戦って勝ちます。
まだシーズン中であることに気を引き締め、勝利への意気込みを見せていました。
佐々木則夫・日本女子代表監督もコメントを寄せています。
ここぞというときに点を取り、さまざまな戦いで勝利に導いてくれた。私自身が出会った中でも特別な選手。引退は残念だが、次の人生でも彼女らしく輝き、引き続き幸せであるよう、常に願っている。
また、中村俊輔選手もコメント。
驚いた。寂しいです。澤さんは女子のみならず、日本サッカー全体に大きな影響を残した。それは次世代につながっていくと思う。本当に１０番とキャプテンマークが似合っていた。
小学生時代に「府ロクサッカー少年団」で澤選手と先輩後輩の仲だった中村憲剛選手もコメント。
澤さん、選手生活本当にお疲れ様でした。府ロクの後輩として本当に誇りに思います。澤さん、本当にお疲れ様でした！！
各界のアスリートからの声
親友でもあるレスリング女子の吉田沙保里選手のコメント。
突然でびっくりした。幸せな家庭を築きながら、今後もサッカー界で活躍してほしい。（澤選手と共に来年のリオデジャネイロ五輪出場を願っていたが）寂しいけれども、私は4連覇のために頑張る。澤さんの分まで頑張りたい。
交流のあった大相撲の横綱白鵬関からもコメント。
考え方にリーダーシップを感じた。日ごろの積み重ねや悔しい思いなど、本人にしか分からないものがある中で、世界の大舞台でゴールを決めた。神様が認めた女子サッカーの代表だった。
まさにレジェンド 澤選手の偉大なる経歴
澤選手の経歴を振り返ると、改めて澤選手の偉大さを痛感させられます。
・小学生の時、東京・府中市の「府ロクサッカークラブ」でサッカーを始める。
・12歳で女子サッカーの名門・読売ベレーザ（現日テレ）に入団。
・15歳で日本代表に初選出される。
・オリンピックは、アトランタ、アテネ、北京、ロンドンと4大会に出場。
・ロンドン五輪では銀メダルを獲得。
・Ｗ杯には初出場の95年を皮切りとし、99年、03年、07年、11年、15年と6回連続の出場。11年にはW杯優勝の偉業。
・なでしこジャパンの一員として2011年に国民栄誉賞を受賞。
さらに、Ｗ杯優勝を果たした11年ドイツ大会ではMVPと得点王を獲得し、男女を通じてアジア人初受賞となる同年度のFIFA最優秀選手賞（FIFAバロンドール）に輝きました。
FIFA最優秀選手賞受賞時の光景。この年にFIFA最優秀選手賞（男子）を受賞したリオネル・メッシ選手（バルセロナ）と肩を並べた写真には、多くのファンが感激。澤選手の成し遂げたことの偉大さを思い知らされました。
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苦しいときは私の背中を見なさい。
澤選手の名言です。真のリーダーの姿がそこにありました。長きにわたって日本の女子サッカーの先頭を走り続けた澤選手。ひたむきにピッチを駆ける姿を見られなくなるのは寂しいですが、第二の人生を応援したいと思います！
澤選手、本当にお疲れさまでした。そして、勇気と感動をありがとうございました！
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