「狗尾草」という漢字、あなたは読むことができますか?「草」と付いていることから、植物の名前だということは想像が付くとは思いますが、実はよく見かける植物の正式名称のことだったんです。絶対見たことがあるハズ!一体何のことなのでしょうか。
目次
基本の読み方
まずはそれぞれの漢字の読み方を見ていきましょう。普段からよく使う漢字ばかりですよね。
カタカナは音読み、ひらがなは訓読み(送り仮名)です。
狗・・・ク、コウ、いぬ
尾・・・ビ、お
草・・・ソウ、くさ
読み方を見ても、何の植物のことなのかわかりません・・・
正しい読み方は・・・
正しい読み方は「えのころぐさ」でした!と言ってもピンと来ない方も多いかもしれません。「ねこじゃらし」と言えばもうおわかりではないでしょうか。もじゃもじゃしたブラシのような穂の形が独特で、夏から秋にかけていろんな場所で目にする雑草です。
長い穂が犬の尾(しっぽ)の形に似ていることから「犬っころ草」と呼ばれていたものが「えのころぐさ」になったそうです。「狗(犬)の尾の草」と表記するので意味がわかれば納得ですよね。猫がじゃれつくことから「ねこじゃらし」と呼ばれるようになったんだそう。「えのころぐさ」という立派な名称があったとは驚きです。思わず懐かしくなる「ねこじゃらし」の遊びはこちらにも掲載されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。