出典:人民日報オンライン
上の写真は、2015年の12月30日に中国北部のモンゴル地区で観測されたものです。
天から降り注ぐ光が幻想的な光景を作り出していて、思わず見惚れてしまうこの現象が話題になっています。
目次
光の反射が生み出す現象
アメリカ航空宇宙局NASAによると、この現象は「太陽柱」と呼ばれるもので、六面体を形成し地面と平行に降り注ぐ氷の結晶が太陽の光を反射するときに発生します。
この現象は反射する光源が、月の場合は「月柱」、街灯などの人口の光の場合は「光柱」と呼ばれます。
出典:NASA
今回中国で観測されたのは、街灯などの光で柱が形成される光柱です。
出典:YouTube
光柱はほとんどの場合、数本しか観測されないのですが、今回は-20℃で無風という光柱が出現するのに適した環境だったため、ここまでの規模で観測することができました。
<動画はこちら>
出典:YouTube
気温や形成された結晶の形などの条件が合致しなければ見れない現象に、自然の素晴らしさを再認識しました。
<ネット上の反応>
・この光柱凄い!
・空に光柱が!メチャかっくいい
・すご...幻想的ですね...不思議。
・ホント不思議ですねー。地上にオーロラが現れた感じです。
日本でも観測できる光の柱
こちらの画像は2008年に大阪市で太陽柱が確認された時のものです。
出典:Wikipedia
日本でも気象条件が整えば全国で観測できますが、結晶化が起きやすい北海道など気温が低い特定の地域が発生しやすいようです。中でも、北海道北部にある名寄ピヤシリスキー場が光柱の発生しやすい場所として有名です。
みなさんも寒い日の朝や夜に空を見上げてみてると、もしかすると光柱が観測できるかも知れませんよ。
出典:NASA / 人民日報オンライン / Wikipedia