出典:www.bbc.com
2年前に世界中で話題になった「アイス・バケツ・チャレンジ」が素晴らしい成果を出しているとして、再び話題となっています。
2014年の夏、バケツに入れた氷水を頭からかぶる「アイス・バケツ・チャレンジ」が世界中に広まりました。筋萎縮性軸索硬化症(ALS)に対する理解を促進し、寄付を募ることが目的のこの運動。当時、見かけ倒しなどとも批判されましたが、集まった寄付金が支えた研究によって、病気の原因となる新しい遺伝子が見つかったといいます。「ALS協会」が明らかにしました。
あんな騒ぎになっていったい何になった?と批判されるアイスバケツチャレンジですが始めの8週間で 1億1千5百万ドルの寄付が集まり150の研究プロジェクト継続が可能になって、2種の原因遺伝子が発見され、2つの新薬が現在治験中となりました!https://t.co/xTrVasL7mn
— パプリカ (@papurika_dreams) 2016年7月27日
出典:twitter.com
これですね。
BBCニュース - バケツの氷水ざっぱん運動、ALS治療の前進に貢献 主要遺伝子発見と https://t.co/NHjY50vCCo@papurika_dreams
— K. O. (@pleocen) 2016年7月28日
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こちらはALS協会の公式HPで発表されていた取り組みの成果報告。
出典:www.alsa.org
「アイス・バケツ・チャレンジ」では、世界各国でスポーツ選手やハリウッド・スターなど多くの著名人が次々と、氷水をかぶる様子をインターネットに投稿。1700万人がFacebookに氷水をかぶる動画を投稿し、世界中で4億4000万人が動画を再生したとされています。米国では2カ月で1億1500万ドル(約125億円)が集まり、この寄付金が6つの研究プロジェクトを支えたといいます。
発症に関係している遺伝子が判明
前述の研究プロジェクトの中のひとつ「プロジェクトMinE」の研究成果が今月末、オンライン版「ネイチャー・ジェネティクス」に掲載されました。11カ国で80人以上の研究者が参加した壮大なプロジェクトは、先天性ALSの過去最大規模の調査で、遺伝で伝わる発症リスクを追求。その結果、「NEK1」と呼ばれる遺伝子が発症に関係していることが判明したといいます。このことについて、ALS協会のルーシー・ブルインさんはこう語っています。
大勢のALS患者を対象にした大規模な調査だったからこそ、この複雑な遺伝子分析が可能になった。
「NEK1」の特定によって、今後は遺伝子治療の開発に取り掛かれるといいます。運動ニューロン疾患(MND)とも呼ばれるALSを発症する患者のうち、遺伝性ALSの患者や約10%にとどまるそうですが、遺伝が関係する症例はそれよりも多いはずだと研究者たちはみているとのこと。
(寄せられていた声)
アイスバケツチャレンジそんなに成果出してたのか
— ソラ (@sorasora_k) 2016年7月27日
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@papurika_dreams こんにちは!!アイスバケツ・チャレンジ、その後…知りませんでした(反省…。テレビ、ラジオ、新聞などで、もっと報道されるべきだと思います
— 内気な牛乳@Roger,お大事に… (@milk_gemini) 2016年7月27日
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ネットで散々叩かれた「アイスバケツチャレンジ」のおかげで原因遺伝子を特定 寄付金は1億ドルを突破して大きな貢献 https://t.co/jkUGtBlZ4O 否定しても何も生まないが勢いを上手く利用するの大事ね。ポケモンGOも上手く利用すれば良い流れをたくさん生み出せるはず。
— fei (@fei_921) 2016年7月28日
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私は、母をALSで亡くした遺族です。アイスバケツチャレンジを、ありがたいと思っていました。何にでもお金がかかります。批判もあった活動だったけど、感謝してる当事者たちがいるという事実から目を逸らさないでほしいです。 https://t.co/lDez5yh9co
— さゃたぬ (@sayapi2001) 2016年7月27日
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一時期、大きな話題となっていたので、その後の成果は多くの人が気になっていたところだと思います。この取り組みによって、発症に関与している遺伝子の特定につながるなど大いに活かされているようですね。あれだけの話題を振りまいた活動の成果。その成果が出ているのであれば、より多くの人々に共有されるべきですね。
出典:www.eonline.com / www.alsa.org / www.bbc.com