武井壮「成功するか分からないけどお金をください、ってカッコ悪いよな。」アスリート愛に溢れる提言に共感の声

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出典:thisisenglish.jp
百獣の王”武井壮”さん、彼はアスリートに関することに対して真剣に考え、その考えを度々TwitterやfacebookなどのSNSを通じて発信されています!その真剣な想いは多くの人の共感を集め、いつも大きな反響を呼んでいます。今回、リオ五輪が開催されている中、facebookでの発言が注目を集めています!アスリートの地位向上のために、アスリート自身が変わらなくてはならないと、独自の考えを発信されています!

成功するか分からないけどお金をください、ってカッコ悪い

18日にfacebookに投稿された武井さんの投稿は多くの反響を呼んでいます。アスリートがお金を稼ぐのではなく、お小遣いを貰うのが当たり前という状況になっている現状に苦言を呈し、アスリートの人たちと共に状況を変えていこうと発言されています。

▼以下投稿全文

成功するか分からないけど頑張ってるし文化的な意義があるからお金ください、僕らはトレーニングで時間無くてお金が稼げないから。。
ってカッコ悪いよな。
小遣いもらってるうちは稼ぐ方法も学ばないし、自分たちにどうしてお金が無いのか理解できない。
洋服は多く売れれば儲かるよな。
じゃ、売れるかどうか分からないけど、洋服って世界の人に必要だと思うんです!だからお金ください!売れるかどうかは分からないけど頑張って作りますから!!
そんなこと通らねえと思う。。
スポーツならそれは多くの人に観せる事なんだよ。
もっと選手の強化にお金をかけないと、もっと選手の環境を良くしないと!ってのは観せる手段を選手のレベルの高さだけに頼った理屈。成功するかどうかは分からないけどそれがあればもしかしたら、っていう儲かるか分からない先行投資のギャンブルだ。
そこにかけるってのは世界一やオリンピックの金メダルでしかそれを作れないってことだ。
そうじゃない、国内大会でもチケット完売、グッズ完売、人気スターを作って、メリットがあるからスポンサーも協賛したい、盛り上がってみんなが観たがるから番組ができる、番組でみんなが知られて応援されて、スターが増えて収入も夢のような額になる。
だから素晴らしい素材がそこを目指して努力する。そうあるべきだよ。
トップに立っても食えるか分からない、もしかして世界一になれたら食えるかも、でも好きだからチャレンジする。。そんなギャンブルじゃダメなんだよ。
アートもスポーツも文化であり人の喜びを産むけれど、もともとは道楽だし遊びなんだよ。一部の優良コンテンツが作った文化に全部が乗れる訳じゃない。。
人がまだ楽しめてないマイナーなものを愛したなら、人がそれを楽しめる文化に育てないといけないんだよ。。
あそこに行けばスターになれる、そんな夢のような業界にしないとダメなんだよ。。
それが文化だし『遊びが遊びじゃなくなる』ライン。。
ただの『道楽』が『我々が人生を楽しめる道になる』ってことだと思う。
今日本は空前のスポーツブームだ。
東京までの4年間はそれが続いていくと思う。
でも東京以後の日本スポーツ界が本当にスポーツを文化にできるかどうかは。
オリンピック以降も全ての競技の全ての大会が満場の観客で埋められるかどうかにかかっていると思う。
国立競技場のデザインをするデザイン界のトップ選手には15億円支払われるのに、その現場で人生を賭けて戦うトップアスリートが食うに困ってるだなんておかしいだろ。。
日本一に辿り着いたってそんな価値しかその手に掴み取れてねえのが今のアマチュアアスリート達の現実だ。。
でもそれは間違いじゃねえ。
スポーツを世界の大きなビジネにするために先人達が作ってきた素晴らしいシステムでありビジネスモデルであって既得権なんだよ。。
2020年に向けた4年間で。。
そんな世界を動かしてやろうぜ。。
大先輩方が作った素晴らしいものをさらに大きく、さらに素晴らしい文化にできるチャンスがやって来たんだよ。。
『お小遣いください』
っていつまでも子供みてえに国やスポンサーに頼って居場所を作ってもらうのか。。
『僕達にはこんな価値がある!』
と胸張って言えるスポーツ界を自分達で創り上げるのか。。
立ち上がろうぜ日本最高のアスリート諸君。。オレ達の時代を創るか、人の時代に乗っかるだけか。。勝負の時はオリンピックだけじゃねえんだぜ。。
掴み取ろうぜ。。
まずは自分自身をメジャーにして
観客席を埋めてみろよ
メダルのかかった4年に1回だけの大会だけしか注目されねえなんて寂しいだろ
そのメダルでしかそれを作れねえなんてことねえだろ
スポーツにはその力がある
みんなにはその魅力がある
進もうぜ

武井さんはアスリート自身が考え方を変えなければならないという事をかねてから仰っています。以前にも”アスリート””スポンサー”の関係に対して発言されていたことがあります。この時も、アスリート自身が考え方を改めるべきだと仰っていました。

▼以下全文

アスリートに相談を受けた。スポンサーを探しているという。
オレはアスリート大好きだからよ、頑張って欲しいし応援したい。
しかしな、アスリート達が勘違いしてる事があると思う。
スポンサーってのはお小遣いをくれる都合いいものじゃないよ。
スポンサーを辞書で引いてみな。広告主って書いてあるから。
スポンサーを受けたら受けた相手の広告塔として出された金額以上の広告効果を出さなければならない。
でも多くのアスリートは金額以下の露出でほとんど広告効果もないと思う。
こんな話をすると『アスリートの仕事は競技力を上げて成績を出す事で、タレントじゃないですよ!』と怒る輩もいる。
決してそうじゃない。
アスリートが記録を伸ばしたりトレーニングして結果を出すのは当たり前の作業。会社員が会社に行くのと同じ、やらなければならない最低限の行動。
それを仕事に、経済効果のあるものにするにはたくさんの人に見てもらう事が必要だと思う。
物作りだってそう。いいものを作っても、誰も買わなきゃ仕事にならない。
アスリートだって世界記録出したって誰も見てなきゃ仕事にならない。
アマチュアアスリートがスポンサーにお金貰ってやるべき事は、当然競技力向上させてさらに多くの人にPRすることだ。
決して少しいい部屋住んで、少しいい車乗ってオシャレして美味しいもん食う事じゃねえ。
アスリートからスポンサー離れしてる理由はそこにある。スポンサーは別にいい暮らしさせるために金払ってんじゃねえのさ。
広告打ちたくて金払ってんのに、選手はメディアにも取り上げられねえわ、もらった金で遊んでるわじゃ『金出した意味無かったな。。』『広告効果無かったな。。』と思われて当然。
いつか自分の首を絞めるよな。
それでも、喜んでくれる人はいる!と叫ぶ人もいるわな。
少ない人間が好きでお金出してくれてんのは、スポンサーじゃねえんだわ。
それは援助だよ。お小遣いもらってるだけだわ。それでプロだなんて顔されたらたまったもんじゃない。
アスリートのみんな、もう一度良く考えて、自分は援助して欲しいのか、それとも価値のある活動をしてスポンサーに金額以上のメリットを提供できるのか判断しなきゃいけないと思う。
記録を伸ばすのは仕事じゃないよ。当然やるべき当たり前の作業。
陸上の200mで何秒で走ったら速いかなんて世間の人は誰も知らないよ。
800mのタイムなんてまったく分からない。
そこは業界内での地位を示すツールで、それをもって世間に広く認知されて価値を生めるかがアスリートがプロになれるかどうかだと思う。
『練習頑張ります!優勝しますからスポンサーお願いします!』
じゃない。
本来は
『あの人にとっては少ないかも知れないがお金を出してでも我が社の名前を背負って欲しい!』と思われて得るものがスポンサーだと思う。
いつまでも援助を欲しがるアスリートばかりじゃなくて
『日本一有名になって、日本一多くの人を楽しませる選手に、エンターテイナーになりたい!』そう言えるアスリートに出会いたいもんだ。
オレはアスリートを愛してる。だからこそ。そんな仲間を増やしたい。そう願います。

以前に、FunDoでも武井さんの発言を記事にしたことがあります。その時もアスリート側がもっと考えて欲しいという内容でした(過去記事:武井壮「何も知らずにスポーツに中高大の10年を費やす無計画はダメ。」とのツイートに多くの反響が

この様に、武井さんは常にアスリート、スポーツ業界の事を考えた発言をされています。それも、アスリート自身が考え方を改め、もっと動くべきだという事を訴えられています。非常に発信力の大きな武井さんの発言は、多くの人の目に触れることになります。結果として、異論や反論があるのは承知の上で、武井さんはアスリート自身に考える機会を与えたいのだと思います。

アスリートの皆さん、またアスリートを目指す皆さん、スポーツで生計を立てたいと願う皆さん。ぜひこの武井さんの考えも参考にしてみてはいかがでしょうか?日本の未来のスポーツ業界が変わるかもしれません。


出典:facebook / fundo


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