
出典:metro.co.uk
孤児で瀕死… 同じ境遇で出会った異種が寄り添って生き延び、友情を育んだという出来事が、海外サイトで話題になっているのでご紹介します。
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一週間違いで保護された、それぞれの赤ちゃん
2016年8月初旬、アイルランド・キルギア州にあるキルデア動物財団野生生物部に、へその緒がついたままの赤ちゃんウサギが保護されたそうです。しかし、歩くこともままならず瀕死の状態…。
ウサギの赤ちゃんは専用の保育器に入れられたそうですが、命が助かることを願うしかないほどの状況だったそうです。
それから一週間後、今度は孵化したばかりのヒナがたった1羽、ハトの巣に取り残されている状態で発見されたと施設に連絡が入り、保護することになりました。
こちらのヒナも瀕死の状態で一刻も早く保育器に入れなければならない状況だったそうですが、1つしかない保育器はウサギの赤ちゃんが利用中でした。そこで、スタッフらは決断。ウサギとハトの異種の赤ちゃんを小さな仕切りを設けて、1つの保育器の中で一緒に飼育することにしました。
ぴったりと寄り添う姿
餌をやるスタッフは、保育器の様子を見守りつつ、一晩を過ごさせたといいます。すると翌朝、小さな仕切りは壊されており、体をくっつけて仲睦まじい赤ちゃんたちの様子があったそうです。
もちろん、食事中や遊んだりしている間はくっついているわけにもいきませんが、それ以外の時間はいつも寄り添っているそうです。やがて、それぞれの赤ちゃんは健康状態も良くなっていき、今ではすっかり元気になったといいます。
出典:metro.co.uk
順調にいけば、野生で暮らす方向へ
健やかにすくすくと成長を見せたウサギとハトの赤ちゃん。このまま順調にいけば、それぞれ野生で暮らす準備を始めるといいます。
同じ境遇で出会った互いの間には、種を超えたかけがえのない友情が育まれていたのでしょう。瀕死の状態を脱し、毎日元気よく過ごすことができていて、本当に良かったと思います。
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