10人に1人が100歳以上という、イタリアの長寿村が世界から注目されているのでご紹介します。
イタリア南部、長寿の村アッチャロリ。https://t.co/WrY26HtJQj
— 手帖のまえに (@immerspazieren) 2016年10月8日
出典:twitter.com
その村とは、イタリア南部に位置する人口700人の小さな村・アッチャロリ(Acciaroli)。なんと、10人中1人以上の割合で100歳を超えているといいます。これはスゴイ確率ですよね。
ちなみに、オリーブオイルと一緒に新鮮な野菜や果物、魚などをたっぷりと食べる「地中海式ダイエット」の健康効果について、アメリカの栄養学者が最初の洞察を行ったのも、この地だとされています。健康という観点から、何かしら秘訣がありそうです。
美しい自然が広がる沿岸部に位置。
目次
血管拡張作用のあるホルモンの値が低いことが関係!?
イタリアと米国の研究チームの調査結果の発表によると、この地に住む高齢者は、循環系に影響を与える特定のホルモンの値が一般よりも低いことが判明したといいます。さらに、アッチャロリとその周辺の小さな村々の人々は長寿であるだけでなく、欧米諸国で頻繁にみられる認知症や心臓疾患、老化に伴う慢性疾患の患者の数も少ないとのこと。
長寿の秘密については、血管拡張作用のあるホルモン「アドレノメデュリン」の値が低いことが関係している可能性があると指摘されています。調査の対象者はアドレノメデュリンの分泌量がとても少なく、このことが微小循環(毛細血管網)の最適な発達をサポートし、強力な保護因子として作用していると考えられています。この地に住む高齢者の毛細血管年齢は非常に若く、中には20代と同等の人もいたそうです!
人々は、ほぼ毎日ローズマリーを摂取
研究チームは現在、長寿の要因として、遺伝的特徴が食生活や運動などの生活スタイルと結びついているのかについても調べているといいます。
ちなみに、アッチャロリの100歳以上の高齢者は、一様にローズマリーやカタクチイワシ(サーディン)を頻繁に食べているそうです(特にローズマリーはほとんどの料理に利用)。脳機能を改善するとされるローズマリーは、どのような形で摂取しようとも、認知機能障害と老化をある程度防ぐことが研究で明らかにされているといいます。
また、この地の人々は日常的に徒歩で移動し、長距離を歩いているそうです。それは、村が起伏のある沿岸に沿った人里離れた場所に位置していることが原因だとされています。そうした習慣に加えて、魚釣りやガーデニングなどを日常的に行っていることも注目されており、研究の対象となっているそうです。
すごいな~、10人に1人が100歳!
ローズマリーが脳機能を改善する効能があるとは知らなかった10人に1人が100歳以上、イタリア「長寿村」の秘密 研究 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News https://t.co/c4PbnNFNly @afpbbcomさんから
— Farmer's KEIKO (@noukanokeiko) 2016年10月6日
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10人に1人が100歳以上、イタリア「長寿村」の秘密 研究(AFP=時事) - Yahoo!ニュース https://t.co/zGvjaXwlFT #Yahooニュース
新鮮な野菜と果物、魚、美しい景色、軽い運動。
ほぼ毎日料理にローズマリー!!— いづみJAZZDANCEクラス (@izumijazzclass) 2016年9月6日
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現在、諸々研究の最中だといいますが、村の人々の食や運動の習慣が長寿に密接に関わっていそうですね。