
2020年の現在、世界規模で新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染者数は世界中で増え続けています。今から約100年前の1918年にはスペイン風邪の大流行が発生しました。
その当時に撮影された一枚の家族写真が海外の掲示板Redditで話題になっているのでご紹介します。
目次
スペイン風邪とは
出典:wikipedia.org
スペイン風邪の流行は今から約100年前の1918年~1921年に流行した感染症だと言われています。
日本では「かぜ」という言葉が付いていますが、実際には今で言うところのインフルエンザでした。当時はまだ有効な特効薬もなく、感染は瞬く間に世界中に広がり、当時の世界人口20億人の1/4にあたる約5億人もの人が感染しました。
スペイン風邪の際立った特徴としては20代~40代の若い世代の致死率が他の世代に比べ高いという事でした。特に妊婦の死亡率が高かったそうで、当時は非常に恐れられた伝染病でした。
当時、スペイン風邪は3度の感染拡大の波があったそうで、感染の拡大のしかたが似ている現在流行中のコロナも同じような波が来るのでないかと言われているそうです。
ニャンコも感染防止対策してた!?
そんな恐ろしい感染症の最中、今と同じく人々はみなマスクをしていたようです。その当時の写真からもそれは見て取れます。しかし、中にちょっとおかしな写真もあったようです。
マスクを着用する日本の女性たちの写真も記録されています。
出典:wikipedia.org
日本でも当時の人口5500万人に対し約半数の2380万人が感染したと記録されています。
そんな中、スペイン風邪大流行中の1918年に海外で撮影された、ある家族写真が海外掲示板で脚光を浴びています。その写真がこちら。
出典:reddit.com
家族全員マスク姿で撮影された一枚。スペイン風邪の恐ろしさを感じさせますよね。
しかし、よく見てみると・・・
出典:reddit.com
ニャンコもマスクしてる!?
鼻と口をスッポリと覆ったその姿は、どう見ても感染防止対策しているようですよね。
大切な家族の一員であるニャンコの健康を本気で心配したのか、それとも家族のちょっとしたユーモアだったのか、現代に生きる私たちはその理由を想像することしかできません。
しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大中という現在の状況と重ねて、”もしかすると当時の人たちは大変な状況の中で明るく過ごそうと心掛けていたのかも”という気がしてきます。
事の真相は不明ですが、私たちもニャンコを見習って出来る限りの感染予防対策を行い、こんな時だからこそ笑顔を忘れないよう小さなユーモアを大切にしたい、そう思わせられる一枚でした。
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出典:reddit.com / Wikipedia(スペインかぜ)