「何だコレは!?」「一体どういうこと!?」
シベリアの18kmに及ぶ海岸線に“謎の巨大雪玉”が無数に出現して話題となっています!
決して人工的に作られたものではありませんし、大男が雪合戦をしていたわけではありません。この巨大な雪玉が発見されたのは、ロシアの北極圏地方にある小さな村ヌイダ(Nyda)。その海岸一面にとんでもない光景が広がっていました。
出典:www.bbc.com
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直径90cmをこえる巨大なものも…
雪玉の大きさはテニスボール程度の大きさやバレーボール程度の大きさ、さらには、直径90cmもある巨大なものまで多種多様。この光景、このあたりで暮らす人々も初めて見たそうです。
ちなみに、この巨大な雪玉が現れたのは10月末頃だったそうですが、その時期にこの地域に大雪が降ったということはなかったそうです。一体どういうこと!?
この驚きに自然現象は現地メディアでも報じられました。
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砂浜に残った氷片に風が吹きつけられてできた!?
どうやらこの現象、砂浜に残った氷片に風が吹きつけられてできたできたとかなんとか…。まず、この地にあるオビ湾の海面が上昇し海岸線が氷で覆われ、その後、水がゆっくりと後退しはじめたことにより氷片が砂浜に残ったと考えられています。そして、湿った砂上に残っていた氷片に風が吹きつけられ、転がり、ボール状になったのだそうです。
現地の人もびっくり。
出典:www.mirror.co.uk
「アイスの実」にも見えてくるのは気のせいでしょうか。
出典:www.mirror.co.uk
北極と南極研究所のスポークスマンはこう語っていたそうです。
まれに起きる自然現象です。海岸線の形状や温度の影響により、最初の氷で覆われた状態と風の相互作用が雪玉を作るのです。
地球にはさまざまな自然現象があり、その都度私たちは驚かされますが、こんな大きな雪玉が一面に広がっていたら、思わず目を疑ってしまいそうです。改めて自然の神秘を感じる出来事でした。
出典:www.mirror.co.uk / www.bbc.com