「盲導犬ユーザーの事を多くの人に知ってもらいたい」 そんな思いから生まれた盲導犬目線の広告をご紹介します!
こちらは日本盲導犬協会の広告。「盲導犬ユーザーのことを、ひとりでも多くの人に知ってもらいたい」という同協会の想いを受けて制作されたものです。
「うちの人、僕とカフェに入れてホッとしてた」「うちなんて僕と出会って、10年ぶりに外出できたんだよ」などのコメントが盲導犬の吹き出しに書かれています。盲導犬たちが盲導犬のユーザーを語っているという設定です。
盲導犬の目線で語られるユーザーの気持ち… とても分かりやすく伝わってきますよね。この広告に対しては多くの反響が寄せられていました。
人間目線でしか語られない盲導犬の広告には違和感を覚えます。
— 大阪のおばちゃん (@osakanoobacyan) 2017年2月16日
@lemon_kitune @takuramix 声掛けても迷惑じゃないんですね。知らなかったので勉強になりました。
— ケンケン (@ShinjukuNakano) 2017年2月17日
@lemon_kitune @sarotu63 このポスターもっとたくさんの場所に、目に付くところに、貼ってほしいよね
— レントン・サーストン (@allen_0227) 2017年2月16日
@lemon_kitune 日本には、「盲導犬・介助犬を守る法律」も必要だと思うんです。数年前、飼い主が盲導犬を虐待していた事件がありましたから。命がけで飼い主のために働いているのに、その子を虐待するなんて、動物愛護法の他に、何らかの罰則が必要だと思います。
— ららねね (@lala_no_nene) 2017年2月17日
“補助犬”の受け入れについて
補助犬とは、目や耳、手足が不自由な人のお手伝いをする盲導犬、介助犬、聴導犬のことを指します。からだの不自由な人にとってはからだの一部です。
この補助犬の受け入れについて、厚生労働省のホームページに記述されていることを以下に抜粋して記載します。
(補助犬はペットじゃない)
補助犬は、からだの不自由な人にとってはからだの一部であり、ペットではありません。「身体障害者補助犬法」に基づいて認定された犬で、特別な訓練を受けています。きちんとしつけられているので、社会のマナーも守れますし、お手入れも行き届いていて衛生的です。そのため、公共施設や交通機関をはじめ、飲食店やスーパー、ホテルなどのいろいろな場所に同伴できます。補助犬は、からだの不自由な人の自立と社会参加を助けています。補助犬のことを、もっともっと知ってください。
(どこでもいっしょに行動します)
公共施設をはじめ、いろいろな場所で補助犬を受け入れることは、「身体障害者補助犬法」で義務づけられています。「犬だから」という理由で受け入れを拒否せずに、あたたかく見守ってください。
より詳しい内容は以下をご覧ください。
補助犬受け入れについて(厚生労働省)
冒頭でご紹介した日本盲導犬協会の広告は盲導犬に限定した表現となっていますが、広告で述べられていたことは盲導犬だけでなく、介助犬でも聴導犬でも同じことが言えますね。私たち一人ひとりがこれらの補助犬に対する正しい知識をもって、皆で自然と助け合える世の中にしていきたいですね!
出典:www.moudouken.net / www.mhlw.go.jp