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カニのファッションショーの時間です。カニが、海底にある身近なものから、カモフラージュするために最適なものを選んで甲羅にドレスアップしていく姿は、真剣です。
カリフォルニアにある海岸の潮溜まりに生息する、TPOに合わせて新鮮な海藻を身にまとう、オシャレなカニのファッションショーが話題となっていますのでご紹介します。
これは、最新の紫の海藻をまとっています。
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こちらは、ケルプ(コンブ科に属する大きな海藻類)の大きな断片です。これらのカニは目立つためではなく、周囲に溶け込むためにドレスアップしています。
これらのデコレータークラブ(モクズショイ)は、カリフォルニア沿岸の潮溜まりや磯に住んでいます。
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美味しいカニにとっては危険な場所。そこで、カニは手近なものでカモフラージュします。
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カニが海藻を装着するところが見られました。少しトリミングし、サイズにカットし、そっと突く。自分でハサミを持っているなんて便利ですね。
天然のベルクロの列のお陰で、海藻が簡単に頭にくっつきます。殻に特殊なカギ状の毛が生えています。
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海藻で触角を隠しています。もしそれらが隠されていなければ、ヒラヒラ動くことでカニはバレてしまいます。
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極端なデコレータークラブに会いました。究極のファッショニスタです。全身がカギ状の毛に覆われています。全身を素早くチェックして、顔が海藻に覆われていないことが解りました。
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作業を開始します。このカニは、選り好みの激しいドレッサーです。なんと海藻をかじって、理解しようとしています。
「これは食べるのに良いのかな?、それとも、装備に最適な有害なもので出来ているのかな?」
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どうやら、この海藻が有害であることがわかったのか、装着し始めました。
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さらに究極の嫌なアクセサリーであるイソギンチャク。実際に「刺す上着」です。イソギンチャクと海藻はカニの甲羅の上で成長して広がることができます。多くの突起物が出ています。引き摺り回してしまうところは厄介ですが、その価値はあります。
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カニにとってファッションは、命を救う手段なのかも知れません。私たちがTPOに合わせて服を選ぶように、カニも環境に合わせて装着する海藻を選んでいるんですね。しかも新鮮なものを…
実際の様子は動画もありますのでぜひご覧ください(字幕設定可能)。
動画はこちら
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