人気のない寂しい夜道を歩いていてヒヤッとしたり、繁華街で客引きやナンパに捕まってちょっと怖い思いをしたり…多くの女性は、そんな体験があるのではないでしょうか。
でも、怖かった体験を話すと「どうしてそんな危ないところに行ったんだ!」と怒られてしまうこともあります。
そんな中、Twitterである動画が話題になっています。投稿したChihiro(@chivillain)さんは、海外のアニメーション制作会社が作った動画に、自ら日本語字幕をつけて公開しました。
・助けを呼ぶためのホイッスルを携帯する
・2人以上で行動する
・アルコールを飲まない
・常に警戒して危ない場所に出歩かない
これらは多くの場合、女性が被害に遭わないように注意喚起されることですが、この動画の場合は加害者側にその注意を呼びかけています!
1.「加害者が」レイプをしないようにホイッスルで助けを呼ぶ。
2.「加害者が」常に誰かに見張ってもらう。
3.「加害者が」アルコールを飲まない。
4.「加害者が」常に警戒してパーティーなどに行かない。
加害者にこんなことを求めるのは、現実的ではないと思う人もいるでしょう。
しかし、奇妙なことに、こうして加害者と被害者を裏返すと、被害者側が被害を予防するために求められていることが、どれだけ難しいことかわかります。
さらに問題なのは、実際に被害に遭ってしまった人が、こうした注意事項の一つでもできていないことがあると、「被害者にも落ち度があった」と責められてしまうことです。
動画を見た人たちからは、次のような声が寄せられています。
metoo運動などをきっかけに、セクハラや性暴力被害者の声の上げにくさにも、注目が集まっている昨今。
被害者を責めるよりも、社会全体で加害者にストップをかけられるようになっていければ良いかもしれませんね。
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出典:Twitter(@chivillain)