
AEDの講習を受けたという、Twitterユーザーのりおん(@Rionn_unosarara)さん。
そこで行われた「胸骨圧迫(心臓マッサージ)」に関して、このようなことを言ったそうです。
これは人形だけど、生身の人間にこれだけ力入れると、肋骨折りそうで怖い
あぁ~、たしかに練習で使っている人形では思いっきり押せるけど、実際は生身の人間ですもんね。胸骨圧迫によって肋骨を折ってしまうと考えると、私も怖いかもな…。
そんな声に講師から、なかなか明快な答えが返ってきたそうなのです。
▼ その答えがこちら
そういえばAED講習の胸部圧迫で「これは人形だけど、生身の人間にこれだけ力入れると、肋骨折りそうで怖い」という質問に対して、「肋骨折れたのが原因で即死しませんが、今、心臓止まったままだと10分で死にますね。迷ってる1分間で死亡率が1割上がります」という答えがなかなか明快だった
— りおん (@Rionn_unosarara) 2018年7月14日
「肋骨折れたのが原因で即死しませんが、今、心臓止まったままだと10分で死にますね」
「迷ってる1分間で死亡率が1割上がります」
そっか…。肋骨は折れたらまた元に戻りますが、心臓は止まってしまったらそこで人生が終わってしまいますもんね。
肋骨を折ってしまうという恐怖心で迷ってしまうと、その時間で生死を分けてしまうと思うので、ためらわずにもはや肋骨を折るつもりで胸骨圧迫を行った方がいいのかもしれませんね。
投稿を読んだ人たちの反応は…
そんなりおんさんの投稿にTwitterでは大きな反響が寄せられています。その中から一部をご紹介します。
折れることは気にしないでください、抑えるところはキットカットみたいにポキッと折れやすくなってますので、ちゃんと圧迫すればちゃんと折れます。
って言われました。— Win_D (@WinD10074) 2018年7月15日
私のところの講師のお言葉は「明日の肋骨より今日の心臓!」でした
— escroll (@Escroll9) 2018年7月15日
知人が実際の救助時、心臓マッサージで肋骨折っちゃったんですが、その方は助かられました。
後に知人は消防署から人命救助の表彰受けてました。— ゆりあんみんつ (@r2o110) 2018年7月15日
現職救急隊ですが、現場でも9割は折れます。講習でも「折れても『痛ってぇ!』って生き返ってくれたらラッキー。それでも反応なければそれだけヤバいんです。」と言っています。
あとAEDがあれば安心と思ってる方が多いですが、あれは心臓を止める道具なのでしっかり胸骨圧迫しないと蘇生しません。— けいすけ@2階席 (@Keisim07Trinita) 2018年7月15日
折る気でやって問題ありません
折れたとしても、肋骨と胸骨の関節か肋軟骨と呼ばれる部分が折れるだけです
直達外力と呼ばれる力が加わらなければ、肋骨が内側に入ることはないですし、臓器に刺さるのは稀です
ガンガン押しましょうb— MoTo@The Third Path (@MoTo0628) 2018年7月15日
しかしその一方で、折れた肋骨が肺に刺さって亡くなる場合があるようです。
うちの祖父はこの前心臓マッサージで肋骨が折れて肺に刺さり死亡しました
— きょんちゃんちゃん (@K_KSBh) 2018年7月15日
うーん…。力加減が本当に難しいですね…。
ちなみに専門医曰く、胸骨圧迫をする時に押す深さは5~6cmと決まっているようです。ただ力強く押せばいいというわけではないみたいですね。
救急科専門医ですが、
強ければいいという訳ではなく深さは5-6cmと決まってます
肋骨大量に折ると胸郭がrecoilingしなくなるので圧迫解除時の静脈還流量が減りますのでそういう人は社会復帰率も厳しい
ただ現場では躊躇なく精一杯やれ!— tange (@tange85482742) 2018年7月15日
いつどこで心肺蘇生法を行うか分からないので、今回ご紹介したりおんさんのようにAEDの講習を受けるなど、定期的に練習をして備えていきたいですね。
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出典:Twitter(@Rionn_unosarara)