出典:flickr.com
2020年の東京オリンピックで正式種目に加わることになったスポーツクライミング。今では日本選手も活躍し、身近にクライミングを楽しめる施設が増えてきたこともあり、実際に挑戦している方や興味のある方も多いと思います。
今回は、そんなスポーツクライミングのあれこれや有力な日本人選手をご紹介したいと思います。
目次
競技人口はどれくらい?
浸透してきたスポーツクライミングですが、競技人口はどれくらいなのでしょうか。世界的に見ると、3,500万人(IFSC、国際スポーツクライミング連盟推計)ですが、日本では60万人(日本山岳協会調べ)と言われています。
ちょうど日本の柔道人口が60.3万人ですので、柔道とほぼ同じ競技人口と言えます。
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どんな競技なの?
スポーツクライミングといって、壁をよじ登っていく光景を誰しもが思い浮かべると思いますが、実際にそのルールを把握しているという方は意外と少ないのかもしれません。
現在、IFSCが認定する公式の競技会で行われているのは、「リード」、「ボルダリング」、「スピード」の3種目となっています。
(リード)
高さ15メートル以上の壁のどの地点まで登れるかを、制限時間内に競い合います。
(ボルダリング)
高さ4メートルの壁を、制限時間内にいくつ登れるかを競い合います。
(スピード)
その名の通り、高さ15メートルの壁を2人の選手が同時に登り、速さを競い合います。
これらの合計得点で競い合うのがスポーツクライミングです。素手とクライミングシューズのみで「こんな壁登れるの?」というくらいの壁をアグレッシブに登っていく様子は想像以上に迫力と緊迫感、スピード感があり、思わず釘付けになってしまいます。
有力な日本人選手は?
それでは、東京オリンピックでメダル獲得が期待される日本人選手とはどんな選手達なのでしょうか。現在、同競技の世界大会では、多くの日本人選手が活躍しています。
中でも注目なのは、楢﨑智亜選手。2017年に開催されたスポーツクライミングのワールドカップでは見事に総合優勝を果たしており、東京オリンピックでも期待されています。
イケメンであることも注目です!!
凄まじい腕力と身のこなし。卓越した技術がともなった圧巻のパフォーマンス。
こちらは、野口啓代選手。2008年に、日本人女性で初めてワールドカップ ボルダリング種目で優勝し、3種目総合で争われるオーバーオール部門でもチャンピオンを獲得。
まさに、日本のクライミング界における先駆者的な存在でもあります。当然、東京オリンピックでもメダル獲得が期待されています。
その他にも19歳で世界ランキング2位となった野中生萌選手や、ボルダリングジャパンカップを史上最年少で制覇した伊藤ふたば選手など、日本のクライミング界には、将来有望な選手がひしめいています。
東京オリンピックの活躍を目の当たりにすることになれば、スポーツクライミングの人気はますます高まり、競技人口もより一層増えていくと予想されます。
日本人選手の五輪でのメダル獲得はもちろん、今後のスポーツクライミングの広がりに注目していきたいと思います!
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出典:jma-sangaku.or.jp / ja.wikipedia.org