5月15日に千葉県市原市で起きた、乗用車が保育園児たちの遊ぶ公園の砂場に突っ込んでしまった事故。園児たちに怪我はありませんでしたが、現場に居合わせた保育士さんが園児をかばい足を骨折するという重症を負ってしまいました。
そして相次ぐ痛ましい事故に、多くの人が不安や悲しみに包まれていると思います。私も連日報道される交通事故のニュースを聞いて非常に心が苦しくなり、自分なりに色々と考えるものがありました。
そんな中で、保育士であるばみ(@naohiro_love)さんが投稿したツイートに反響が寄せられています。
千葉市の事故をうけて、現場の保育士であるぼくたちが不安なのは、
親御さんや世間が「保育士は命をかけて当然」と思ってしまうこと僕たちも一人の人間で、たいせつな親がいてたいせつな子供がいる
事故が起きたらきっと咄嗟に盾になる我々ですが、世間が保育士を「盾」として扱うのはやめてほしい— ばみ (@naohiro__love) 2019年5月15日
「僕たちも一人の人間で、たいせつな親がいてたいせつな子供がいる」
本当にその通りで、今回の事故に関しても現場に居合わせた保育士さんの子どもを守ったことは称賛されるべき行動です。しかしそれを我々が当然のことと考えるのは違うのではないかと私は改めて考えさせられました。
「保育園に通う子どもと同じように、保育士さんも愛情をかけて育てられた誰かの子どもである」という私たちが見落としがちだった大切なことに改めて気付かせてもらった気がします。
投稿に寄せられた声
子どもさんにケガがなくて良かったっていうテレビに突っ込みました。重症の保育士さんも誰かの「子どもさん」です!保育士さんの親御さんのお気持ちを考えると…。
— シフォン (@kashken) 2019年5月16日
保育士さんだって、そのご両親が愛情を込めて自分の命よりも優先して育てた大切な「命」。
— よっすぃ〜。(♂)ねこみかん地球軍 総帥 (@signax) 2019年5月15日
仰る通りです
現実的にいざと言う時には
身を呈して守るけど
それを当然と
保育士=子どもの盾と
思われるのは
違いますよね私たちにも人生があり
命があり
家族がいますから1番はこういったことが
起こらないこと
それを願うばかりです— はるまん@6/14武道館✨ (@daichier713) 2019年5月16日
盾にして子供を守ってくれたヒーローとして報じてしまうメディアもいけないと思います。
守って当然なのではなく暴走する車がなくなればいいだけの話。
保育士さんもわたしたち親も子供たちも安全に笑って過ごせる世の中になればいいなぁーと祈って止みません。— うさぎさん (@rz3yyw27Ao2dDkN) 2019年5月16日
分かります、もし、、次同じような事故が起きて、園児が怪我をしてしまった時は、あの時の保育士は身を呈して守ったのに、、とか言い出す人絶対いると思う。
1日無事に終わらせることがどんなに大変か、、。理不尽なことを言う人は、所詮他人事なんですよね⤵️— ぎずも (@7oyp0fLd35N0cX5) 2019年5月16日
ハッとさせられるような声が多く、私自身も身が引き締まる思いになりました。
大切な子どもの日常を守る保育士さんに感謝するとともに、命の重さについて改めて考えさせられます。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:Twitter(@naohiro_love)