「体」と「身体」の意味の違いや使い分け方知ってる?意外な事実が!

2019.7.4


「筋肉痛で”からだ”がイタイ…」

あれ、この”からだ”って「体」だっけ?それとも「身体」だっけ?改めて考えてみると、少し混乱してしまいますよね。

今回は意外な事実が隠されている「体」と「身体」の意味の違いや二つの使い分け方、さらに「躰」や「躯」といった表し方について解説します。

「からだ」は体?身体?


体とは?

体とは人間や動物などの頭や手足、胴体などの全体のこと、つまり肉体的な意味を指します。常用漢字で「からだ」とはこの漢字であり、聞いて真っ先に思い浮かべるはずです。また、時々同じ意味で「躰」や「躯」といった漢字が使われますが、こちらは常用漢字ではなく、規則から外れた俗字扱いになります。

身体とは?

体の次によく使われるのが「身体」という表し方であり、どちらも同じ意味であると理解している方も多いのではないでしょうか?確かに、身体もまた肉体的な意味を指すことができるものですが、細かな意味や本来の読み方など体とは異なる部分もいくつか挙げられます。

身体の読み方は「しんたい」


実は「身体=からだ」は当て字

日常的に体と同じく「身体」もまた「からだ」という読み方がされますが、これは当て字であり「しんたい」というのが本来の読み方です。からだという読み方も既に一般的に浸透しており、体と基本的な意味が同じであることから誤りというわけでありませんが、公的文書などでは本来の読み方「しんたい」が使われています。

身体には精神が含まれる


身=心の意味が含まれる

「仕事に身が入らない」の「身」が、気持ちが集中できない心の部分を指していることからも分かるように、「身」という字には精神的な意味もあります。したがって、身体と表す場合は肉体的、そして精神的な意味合いも含まれているのです。

身体はほぼ人にしか使われない

もう一つ体との意味の違いとして、身体とは基本的に人間に対してのみ使われる言葉であることも挙げられます。一般に、人間以外の生き物を指す場合は体と表されますので、こうした細かな違いも理解しておきましょう。

体と身体の使い分け


体は単に肉体的意味を指す場合

「足を骨折してしまってからだが自由に動かせない」「象はからだが大きい」というように、人間やその他の生き物の肉体的な意味でのからだを指す場合に使われるのが「体」。

身体は気持ちを入れる場合

対して、肉体的な意味を持つけれど、心や気持ちなど精神的な意味も含まれるのが「身体」。「肉体的にも精神的にも疲れてからだが重い」という状況であれば、体ではなく身体を使うことで精神的な疲労感が表現されます。

使用例「おからだに気をつけて下さい」は体?身体?

メールや手紙で「おからだに気をつけて下さい」と相手を気遣う際、「お体」を使う場合は「怪我や病気をされませんように」というような肉体的な意味での健康を願う言葉となります。一方、「お身体」を使う場合は心身の健康を願う言葉となり、より丁寧な気遣いを表すことができます。

【まとめ】「体」は肉体的、「身体」は肉体+精神的な意味も含まれる!


体と身体、どちらも肉体的な固体としての「からだ」を指しますが、身体には精神的な意味も含まれる、主に人間に対して使われる、というのが二つの大きな違い。使い分けで迷った際は、「精神的な意味も含まれるのか?」「人なのか?」をポイントに使い分けるようにしましょう。違いを知っておくことで、よりニュアンスが伝わる、または理解できる言葉ですのでぜひ覚えておきたいですね!

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