
父親に会うために、自閉症の7歳の男の子が飛行機で一人旅へ。多くの乗客のいる飛行機の中でどうなってしまうのか?と母親も心配していたそうですが、隣りにいた男性のおかげもあり意外な展開になったそうです。CNNが報じています。
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1枚のメモが功を奏す
飛行機で一人旅へ出かけたのは、7歳のランドン君。自閉症ということもあり、母親のアレクサ・ビョルンソンさんは旅の無事を心配していたそうです。
そこでアレクサさんは、ランドン君が高機能自閉症であることや「まだ着かないの?」と繰り返し尋ねる可能性があることを記した1枚のメモを作成。ランドン君に手渡し、隣りに座った人に見せるように伝えていたそうです。
また、メモには現金10ドルを同封。隣りの人がランドン君に対してどういう対応をしてくれるのかは定かではありませんでしたが、きっと快適な時間を過ごせるように努力してくれるだろうということで、お礼の意味を込めて添えたそうです。
最高の旅仲間と遭遇
ランドン君の隣りに座ったのは、ペドラザさんという男性。ランドン君から受け取ったメモを読み、到着までの時間をランドン君と楽しく過ごしたようです。
自閉症の男の子が1人で空の旅、母の心配よそに隣席の男性と友達に 米 https://t.co/ddcW1svV7C
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) 2019年7月5日
ペドラザさんは米メディアの取材に対して、「ランドン君と2人で冗談を言い合ったし、オヤジギャグはやめてくれなんてことも言われたよ」と語っていたそうです。
またペトラザさんは、ランドン君の母親宛てにランドン君とのスナップ写真と以下のようなメッセージを送ったそうです。
(メモに書いてある通りに)まだ着かない?と何度か聞かれたましたが、ランドン君は最高の旅仲間でした。
じゃんけんで遊んだりもして楽しい時間を過ごしましたし、すごくいい子を持って、あなたは恵まれていると思います。
ペトラザさんのおかげでランドン君が無事に楽しい旅の時間を過ごせたことを、アレクサさんはとても感謝していたそうです。
現金は自閉症協会に寄付
さらにペトラザさんはメモに添えられていた現金も受け取らなかったそうです。ランドン君の母親に対して、気持ちだけで十分と感謝を伝えつつ、現金は自閉症協会に寄付したようです。
隣りに座った人がペトラザさんのような人で、本当に良かったなと思います。すべての状況を把握して、最高の対応をしてくれたペトラザさんは人間として見習うべきですし、とても素敵な人ですね!
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出典:cnn.co.jp / Twitter(@cnn_co_jp)