【自分は一人じゃない】自殺をしようとした男性、リンキン・パークの歌詞で思い留まる

辛い時期に「音楽に救われた」という経験がある方は、きっと多いのではないでしょうか。

先日アメリカ・フロリダ州で自殺を図っていたある男性は、世界的なロックバンド「リンキン・パーク」の名曲『One More Light』の歌詞で自殺を思い留まることができました。

自分を気にかけてくれる誰かがいる

その出来事が明らかになったのは、フロリダ州の保安官事務所が公開した一本の動画でした。

車が行き交う高速道路の橋の隅に、ぽつんと座っている一人の男性。


出典:YouTube

その姿に気付いたのが、通勤途中だったクリスティーナさん。


出典:YouTube

クリスティーナさんは一度その場を通過するも、ミラーでもう一度男性の姿を確認すると「車を停めなきゃ」とすぐに思い立ったそうです。

そして男性の側に座り、リンキン・パークの名曲『One More Light』の歌詞を引用して「自分を気にかけてくれる誰かがいる」というメッセージを伝えました。


出典:YouTube

その歌詞がこちら。

「Who cares if one more light goes out / Well I do」 
もしまた1つ灯りが消えたとして、誰がそれを気にするだろうか? / 僕は気にかけるよ

クリスティーナさんによると、男性はその時涙を流し始めたそうです。「自分は一人じゃない」そう思えた瞬間だったのではないでしょうか。

その後、警察官が男性は無事に保護した様子が動画に収められています。


出典:Youtube

「ありがとう、クリスティーナ」

2年前の7月、リンキン・パークのボーカル、チェスターさんが自殺によってこの世を去り、同バンドのメンバーをはじめ世界中の音楽ファンが悲しみに包まれました。

しかし、クリスティーナさんはもちろん、今は亡きチェスターさんが歌っていた音楽が一人の男性の命を救ったのです。とりわけリンキン・パークと世界中の音楽ファンにとって特別感じる部分があり、心を打たれる出来事ですよね。

リンキン・パークは「ありがとう、クリスティーナ」とTwitterに感謝を呟いています。

クリスティーナさんの咄嗟の判断と行動力の素晴らしさ、音楽の力に感動するとともに、大切な命が一つ救われた安堵と喜びで胸がいっぱいです。

動画はこちら

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出典:YouTube(Woman uses Linkin Park lyrics to comfort man on overpass ledge) / Twitter(@linkinpark)

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