年間8,000万以上の観光客が訪れるスペインはフランスに次いで世界2位の観光大国であり、温暖な気候や美食、ガウディ建築、サッカー観戦などを求めて日本人の方も多く訪れる人気の国の一つになっています。
しかし、英語圏ではないため旅行するとなると「言葉は大丈夫かな...?」と心配ですよね。そこで今回は、スペイン旅行で役立つスペイン語講座【レストラン編】をお送りします。
入店・注文・お会計の3つのシーンに分けて、「これだけ覚えておけばきっと大丈夫!」というフレーズを見ていきましょう♪
目次
入店時に使えるスペイン語
〇人分の席をお願いします
Una mesa para dos, por favor. / ウナ メサ パラ (人数) ポル ファボール
入店時に人数分の席を確保してもらう時のフレーズです。 (人数) 部分に、1人「una / ウナ」、2人「dos / ドス」、3人「tres / トレス」、4人「cuatro / クワトロ」5人「cinco / シンコ」と数字を当てはめればOKです!
好きな席に座って大丈夫ですか?
¿Puedo coger cualquier mesa? / プエド コヘル クアルキエル メサ?
自分で席が選べたらな...という時は最初にこのフレーズを使いましょう。一人ではなく、複数形の場合はPuedoの部分が「¿Podemos / ポデモス」になります。ちなみ、「はい=si / シー」「いいえ=no / ノー」です。
スペイン語で注文
メニュー表を頂けますか?
¿Puedo ver la carta, por favor? / プエド ベール ラ・カルタ ポル ファボール
テーブルにはじめからメニュー表が置かれておらず、店員さんに持ってきてもらいたい時はこのフレーズでバッチリ!
ちなみに、入店時でも出てきた文末の「por favor / ポル ファボール」という単語は英語でいう「Please / プリーズ」のようなもので、お願い事をする際や丁寧に伝える際に使われるものですので覚えておきましょう!
おすすめはありますか?
¿Qué me recomiendas? ケ・メ・レコミエンダス
どれにしようか迷って決められない、またはメニューを見てもよく分からない...そんな時は店員さんにおすすめを聞いてみるの一つの手。ガイドブックには載っていない現地の方おすすめの美味しい食事に出会えるかも!?
~をお願いします
Yo quiero~, por favor. / ジョ キエロ~ポル ファボール
注文したいものを伝えるフレーズはいくつかありますが、シンプルにこれ一つ覚えておけばきっと大丈夫です!使う際は「por favor / ポル ファボール」をお忘れなく!
お会計
お会計をお願いします
La cuenta, por favor. ラ・クエンタ ポル ファボール
スペインでは日本のように指でバツ印をつくってもお会計の合図にはなりませんので、ぜひこちらのフレーズを覚えておきましょう。
クレジットカードで支払いできますか?
¿Aceptan tarjetas de crédito? / アセプタン タルヘタス デ クレディト?
お店によってはクレジットカードでの支払い不可、または少額場合は現金払いのみのところもありますので、不安な時はクレジットカードで支払えるか確認してみて下さいね。
【番外編】食事にまつわる変わったスペイン文化
床にゴミを捨ててOK!?
スペインでは「タパス」や「ピンチョス」と呼ばれる一品料理を楽しむ、日本でいう居酒屋のような「バル」というスタイルの食事処が多いのですが、そんなバルを覗いてみると床に料理の串や紙ナプキンが落ちていることがあります。
実は、こうしたバルではゴミを床に捨ててOKとされており、むしろ「ゴミが多い=美味しいお店」「次のお客さんがすぐ場所を使える」なんて捉えられています。最近はゴミのポイ捨て禁止ルールのある綺麗なバルも増えていますが、バルを訪れる際は床に注目してみると面白いかもしれません。
スペインは昼も夜も食事の時間が遅い
家庭によっても異なりますが、スペインではランチが14時ごろ、ディナーが21時ごろにスタートするのが一般的な習慣です。そのため、日本時間で外食にでかけると「まだやってない!?」なんてことも。
行ってみたいお店などがある場合はあらかじめ営業時間を確認しておくことをオススメします!
まとめ
観光客が多いこともあって観光地周辺のレストランやバルでは比較的英語でも大丈夫ですが、ローカルなお店や年配の店員さんの場合「スペイン語でしか対応が難しい」ということも少なくありません。
せっかくの旅行ですから食事の時間を存分に満喫できるよう、ぜひご紹介したフレーズを使ってみて下さいね。覚えるのが難しい...という場合は紙にメモしておけば安心です♪