おかあさんといっしょでもおなじみ!日本の動物園でも会える黒い悪魔「タスマニアデビル」!!

2018年におかあさんといっしょの今月の歌で話題になったことですっかりおなじみになったタスマニアデビル。
曲中ではかわいらしく歌われていましたが、現地では黒い悪魔と呼ばれているのはご存知でしょうか?

かわいいと評判のタスマニアデビルの生態から悪魔と呼ばれる所以、そして日本ではどこで会えるのか、愛らしいタスマニアデビルの赤ちゃんとその産まれるシーンまでご紹介します!

タスマニアデビル

 

生息域はオーストラリア

タスマニアデビルはオーストラリアの南東に浮かぶ、タスマニア島(地図中の右下にある島)に生息しています。

 

古来はオーストラリア大陸にも生息していましたが、ヨーロッパ人がオーストラリアに入植する前、14世紀にはオーストラリア大陸ののタスマニアデビルは絶滅したとされています。
その為、現在はタスマニア島にのみ生息しています。

タスマニアデビルの生態

タスマニアデビルの成体の体長は50~60cmと中型犬ほどのサイズです。
全身を黒い毛で覆われていますが、胸と腰に白いラインがあるのが特徴的です。

 

こちらの画像では、その胸元の白いラインが見えます。

タスマニアデビルは非常に行動的で、夜になると餌となる肉を求めて16km以上移動することもあるとされています。
肉ならば何の肉でも食べるといわれており、タスマニアデビルより2倍以上大きいウォンバットさえ襲い掛かるそうです!
とはいえ、狩りをする動物というより、よく利く鼻を頼りに動物の死骸からその肉を食すことの方が多いそうです。

動物の死骸の処理係ともいうべき行動で、これは伝染病の蔓延を防ぐなど公衆衛生などに一役買っているそうですよ。

恐怖!タスマニアデビルは黒い悪魔?

 

悪魔の鳴き声

タスマニアデビルは文字通り「タスマニア島に住む悪魔」という意味で名付けられ、現地で恐れられてきた存在です。
その名前の由来はその独特な鳴き声から来ています。

まずは下の動画から鳴き声を聞いてみてください。

動画はこちら

なんとも独特な鳴き声ですよね。
この絞り出したような唸る鳴き声を入植してきたヨーロッパ人たちは恐れて、デビルと名付けたようです。

黒い悪魔と呼ぶのはわかるのですが、この声を「背筋の凍るような」とか「数km先まで響き渡る声」と表現されているというのは、動画を見る限りさすがに誇張ではないかと思います。

現生最大の肉食性有袋類

タスマニアデビルは現生では最大の肉食の有袋動物です。
有袋という事でカンガルーやコアラの仲間という事になりますが、彼らが草食動物なのに対してタスマニアデビルは食性は肉食です。

肉食のタスマニアデビルには上あごに一生伸び続ける鋭い牙が生えています。
鋭い牙だけでなく、あごの力も強靭で、骨や羽、皮に毛まですべて噛み砕いて食べてしまします。

体は大きくないですが、凄まじい食べっぷりなんですね!
四肢には鋭く大きい爪が生えていますが、こちらは狩りのための爪ではなく、巣穴作りの際に土を掘るのに用いられるものとなっています。

肉食でどんな肉でも好んで食べる習性はありますが、自分より大きい動物に対しては臆病。
人間と鉢合わせると牙をむき出しにして唸り声をあげますが、これははったりにすぎないそうで、そのまま人間が慌てずに距離を置いておけば逃げていくそうです。

日本で見られるタスマニアデビル

 

タスマニアデビルはおかあさんといっしょでおなじみの存在に

2018年11月のおかあさんといっしょの今月の歌だったデビル・ビビる・ガンバる!はタスマニアデビルのことを歌った歌でした。
歌がかわいいのはもちろん、タスマニアデビルをイメージした衣装を着て踊るゆういちろうお兄さんとあつこお姉さんがかわいいとしてこどもだけでなく親御さんにも人気の歌になりタスマニアデビルはすっかりちびっこにとっておなじみの存在になりました。

タスマニアデビルは多摩動物公園にいます!

おなじみの存在になったタスマニアデビルですが、なかなか会うのは難しく、現在日本でタスマニアデビルが飼育されているのは東京都日野市にある多摩動物公園です。

 

ぬくぬくしているタスマニアデビル・・・、ちょっとかわいすぎるのでやはり悪魔には見えません。

 

ああ、デビルって人を魅了する小悪魔の意味だったんですね!!

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