かわいい珍獣ウォンバットの生態、日本の動物園で見られるのは2カ所だけ!

2019.9.15


ウォンバットは人懐っこいことで評判のかわいらしい動物です。ずんぐりしたその愛らしい体型とかわいらしい顔から魅了された人も多いのではないでしょうか?

今回は人々を虜にするウォンバットの生態から、日本ではどこで会えるのかをご紹介します。



ウォンバットとは?


見た目がとっても愛くるしいウォンバット、その生態に関してはあまり馴染みがありませんよね?まずはウォンバットってどんな動物なのかご紹介します。

ウォンバットの生息域


ウォンバットはオーストラリア大陸の東部、クイーンズランド州やニューサウスウェールズ州にビクトリア州南部、南オーストラリア州南東部、そしてタスマニア島のあるタスマニア州に分布しています。オーストラリアの東側半分という広い範囲に点在しているようですね!生息場所は、草原や丘陵地の他に森林地帯の開けた箇所や山岳地帯から海岸地帯、果ては低木林のある砂漠のような場所とかなり広範囲に広がっています。高所も苦手ではないようで、標高1800mの場所にもいるそうです。

木の根や皮、イネ科植物などの、かたくて繊維の多いものを好む草食動物です。かたい植物を好んでいることもあって強い顎の力と丈夫な歯を持っています。また、その歯は生涯伸び続けるそうです。

夜行性なので基本は夕方以降に活動し、日中は巣穴で体を休ませているのですが、寒い季節などは日中から巣穴から出て、昼間に日光浴をして体を温めることもあるそうです。

ウォンバットの生態


ウォンバットは体長70~120cm、体重20~40kgほどある動物です。コアラに似た生態をしているとされていますが、ウォンバットの方が大きいようです(コアラが体長80cmほど、体重も多くて15kg程度なため)。

黒や褐色、灰色の粗い体毛で全身を覆われています。ずんぐりした体型をしており、短めの前足と後ろ足は、ほぼ同じ長さをしているため、内股気味に歩きます。

穴掘りが得意


ウォンバットの足は短いですが、長く鋭い爪を持っており、この爪で巣穴となる穴掘りを進めていきます。

毎日1mほどの穴を掘り進めることができ、巣穴は3~10m、場合によっては30mにも及ぶ長いトンネルのような巣穴を掘るといいます。堀った巣穴の一番奥には草や樹皮などを敷いて寝床をつります。寝床のある静かで涼しい巣穴という快適空間を作るのが得意なんですね!

実は足が速い


短い手足、ずんぐりした体型から動くのが遅そうと思われがちなウォンバットですが、実は足がとても速く、時速40kmで走ることもできるそうです。しかもそのスピードを1分以上維持できるというのですから驚きです。また、泳ぐこともでき、水の流れに逆らって泳ぐことができる速さで泳いでいる姿も目撃されています。

武器はなんと固いお尻!


ウォンバットは草食動物で、タスマニアデビルや、ティンゴという野犬といった捕食者から身を守らないといけません。一見攻撃手段や防御手段は穴掘りに役立つ手の爪しかないように見えるウォンバットですが、実はもう一つ最大の防御法にして、最硬の武器を持っています。

それは「お尻」です。軟骨でできたお尻を持っているウォンバットは、襲われると頭から巣穴に潜り、入り口をお尻で塞いでしまいます。ウォンバットにはしっぽがありませんので、お尻を掴み引きずり出すこともできなくなった捕食者は諦めて退散するといいます。

また、このお尻で攻撃することもあるといいます。襲われた際、巣穴をお尻で塞いだ後、いったんお尻を下げます。すると捕食者が腰にめがけて噛みついてきます。その瞬間を狙ってウォンバットはお尻を突き上げます。すると、噛みつこうとした捕食者は不意な攻撃に避ける暇もなく、お尻と天井に頭を挟まれ頭蓋骨が砕かれ死亡してしまうこともあるといいます。お尻で相手を潰すとはなかなかすごい攻撃手段があるんですね。

人間を魅了する愛くるしさ


ウォンバットといえば、その人懐っこさや愛らしさという存在そのものが人間を魅了する最大の武器ですよね!そのかわいらしいさや人懐っこさも分かる動画を3つ紹介します。

3つともよく慣れていて、ウォンバットの人懐っこさを見ることが出来ます!そのかわいさに思わずニヤついてしまいますよ!

動画はこちら







日本で会えるウォンバットのいる動物園


こんなかわいいウォンバットですが、日本では飼育している動物園はなんと2カ所しかないんです。保護動物の為、世界的にもなかなかオーストラリア以外でお目にかかることが出来ないんですね。

絶滅危惧ではないけど保護動物


ウォンバットは習性上、巣穴となるトンネルを数多く掘ります。それはオーストラリアに入植し、農地開発や畜産業で開拓を進めようをしたヨーロッパ人にとって厄介な習性でした。その為多くのウォンバットがこれまで害獣として駆除されてきました。そのため現在はその数を減らしており、絶滅危惧種ではありませんが、保護動物としてオーストラリア政府や保護団体によって守られています。また、販売目的の輸出もオーストラリア政府によって固く禁じられていますので、ペットにすることはできません。

生息地域ではそんなに珍しい動物ではなく、日本のたぬきくらいの感覚で生息しているそうですよ!

日本で見られる動物園


どうしても日本でウォンバットを見たいとなったら動物園に行くことになりますので、現在ウォンバットのいる動物園を紹介します。

茶臼山動物園(長野県)

池田市立五月山動物園(大阪府)

ただ、この中の池田市立五月山動物園(大阪府)では、ウォンバットの様子がネットを通じて観察できる「ウォンバットてれび」というライブカメラ映像を配信するサービスが人気となっているんです!

ウォンバットてれび


ウォンバットのいる大坂の五月山動物園では飼育されているウォンバットが見られるように固定カメラによるライブ配信サービスを行っています。ウォンバットがいるエリア内に5台のカメラを設置、5頭のウォンバット「マル」「コウ」「ユキ」「ワイン」「フク」達の姿を見ることが出来ます。

カメラはネット上で動かすことが可能なので、動かしてウォンバットたちを探してみると面白いですよ!

▼ 詳細はこちら ▼

「ウォンバットてれび」

まとめ


人懐っこい動物、ウォンバットの生態や実は恐ろしい攻撃手段をもっているということ、そして日本で見られる動物園についてご紹介してきました。

野生動物ですから生き抜くための手段もしっかり持っていましたね。日本でも会いに行ける動物園はありますし、家から今の姿を見せてくれる配信サービスまでありますので、ウォンバットのかわいさをSNS以外でも堪能されてはいかがでしょうか!

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出典:YouTube(Meet Wattle the wombat at Australia Zoo) / YouTube(WOMBAT PLAY TIME!) / YouTube(George the baby wombat)

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