世界最小の有蹄類、マメジカ!ペットにしたくなるかわいいこの子はどこで見られるの?

2019.9.24


世の中には成獣でも驚くほど小さい、まるでぬいぐるみのような生き物がいます。例えば、今回ご紹介する「マメジカ」もそうです。名前の通り豆ように小さいぬいぐるみのような生き物です。

そんなマメジカにはかわいいだけじゃない特徴もあるので、今回はその姿を観ることができる動物園と併せてご紹介します!



マメジカ

出典:wikipedia.org

マメジカは3種10属が現生の確認がされている生き物です。大きさは成獣でも30cm~50cm、2kgほどと非常に小さく、世界最小の有蹄類ともいわれています。その小ささから「森の妖精」や「手乗り鹿」とも呼ばれているそうです。

実は鹿ではない


マメジカは名前に「シカ」と入っているほどですのでシカの仲間と思われがちですが、マメジカ科という独立した科を構成したシカ科とは別の生き物になります。また、シカ科の生き物とはそれほど近種ではないそうです。現在マメジカは3種10属が存在の確認がされています。

生息域


マメジカの多くは南アジアもしくは東南アジアの森林に分布しており、草木でヤマネコや猛禽類といった天敵から身を隠して生息しているようです。しかし、ミズマメジカという種類のマメジカだけはアフリカ大陸の中央にあるウガンダから西部のシエラレオネにかけてにある熱帯雨林に生息しています。

生態

出典:wikipedia.org

マメジカの四肢は非常に細く、かつ短いため俊敏に動き回ることを苦手にしています。しかしその小さい体型から藪の中などを通るのは得意としているようです。単独、もしくはつがいで生活をして植物を食べながら生活しています。また、ミズマメジカは水辺にいるカニなどを捕食することもあるそうです。

角は無いが牙はある

出典:wikipedia.org

また、シカの仲間では無いため頭部に角も生えていません。しかしオスメス共に長い牙があります。個体によっては口を閉じていてもその牙が見えるほどの長さになっています。この牙は闘争に使うれっきとした武器です。かわいい見た目をしていますが、攻撃的な性格をしているともいわれています。

泳ぐのが得意


アフリカに住むミズマメジカは泳ぎを得意にしています。森の中で捕食者に狙われた際に水中に逃げ込む姿も確認されています。泳ぎだけではなく潜水も得意にしており、数分間潜水して、天敵が水辺など周辺から諦めて立ち去るのを待つといいます。




マメジカは生きた化石


マメジカは500万年その姿を変えていない


マメジカは3400万年前の漸新世(ぜんしんせい)から500万年前の中新世(ちゅうしんせい)にかけてその生息域を広げたと考えられていますが、その頃からほとんど姿を変えていない、生きた化石と考えられています。

特に反芻動物としての原始的な姿を残していて、丈夫な植物質を消化させるために4つある胃の内、第三胃が未発達です。マメジカには角が無いことや、牙があることも原始的要素だそうです。

クジラの先祖、、、かもしれない


ミズマメジカは潜水することで天敵から身を守ります。水中へ逃げ込むほ乳類は多くいますが、潜水してやり過ごすという生き物は他にいません。また、水底を歩いて進む姿も目撃されています。このことから、クジラの祖先は水中で過ごすことを忌避しなかったマメジカの仲間だったのではないかという説もあるそうです。

日本で飼育されているマメジカ

出典:wikipedia.org

マメジカはペットにできない


熱帯雨林の減少などで現在マメジカはその数を減らしている野生生物です。また、牙がある事や逃亡した場合には生態系への影響が出るため、ペットとして飼育することはできません。

上野動物園


ペットとして飼育することができないため、現在マメジカの姿を見るとしたら動物園に行くしかありません。現在日本でマメジカを飼育している動物園は上野動物園のみになります。ぜひ上野動物園で手乗りシカともいわれる小さい姿を堪能してください!

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出典:wikipedia.org(マメジカ) / wikipedia.org(Lesser mouse-deer) / wikipedia.org(Philippine mouse-deer) / wikipedia.org(Java mouse-deer)

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