タコの寿命は短い。もし長かったら地球を支配するのはタコだったかも!?

2019.9.22


たこ焼きや タコめし、お刺身にタコしゃぶなど私たちの食卓でもおなじみの食材、タコ。でも実はとんでもないハイスペックな生き物だということを、知っていましたか?

西洋では悪魔の魚、デビルフィッシュと呼ばれて、忌み嫌われているといいますが、たしかにタコの秘密を知ってしまうと、次に食べるときに少しだけ躊躇してしまうかも。タコにまつわる驚くべきお話を、ここではお届けしたいと思います。



タコの寿命は哀しいほど短い


タコの寿命はとても短くて、そのほとんどが1年から2年ほどしか生きられないと言われています。

全長およそ4メートルもの大きさがあり、タコの仲間の中で最も長寿だと言われるミズダコでも、3年から5年という短命さです。オスのタコは交尾を終えたら、メスのタコは産卵を終えたらその生涯を閉じるのです。




タコは不思議な生き物


見た目も他の魚類とはまったく違った特徴があるタコですが、その中身も不思議に満ちています。いくつかピックアップしてご紹介すると・・・

心臓が3つある


タコには心臓が全部で3つあります。1つは全身に血液を送る普通の心臓で、残りの2つはエラに血液を送るエラ心臓です。そして血液の色は青です。これは血液の中でヘモグロビンではなくて代わりにヘモシアニンという物質が酸素を運ぶためで、実は軟体動物や節足動物の血は青いのだとか。

心臓が3つあるのもタコだけではなくて、同じエラ心臓をイカも持っているそうです。とはいえ、なぜかタコだけがすごく不気味に思えてくるのは、やはりあの少々グロテスクな見た目のせいでしょうか・・・。

変装能力がある


タコは3つの能力を使って変幻自在に姿を変えることができます。1つは色素と光を反射する細胞が多種多様な模様や色に変化すること。2つ目は筋肉を収縮させて皮膚の質感を変えられること。

3つ目はあの柔らかな体で丸まったり伸びてみたりと形を自在に変えられること。砂にも海藻にもサンゴにもなれる、タコは恐るべき変装能力を備えているんですね。

毒を持っている


ほとんど全てのタコは、毒を持っています。タコの毒は唾液の中に含まれていて、エサを採るときに相手に噛み付き、その傷から唾液を流し込んで麻痺させるのだとか。なんと恐ろしいことでしょう・・・。特にヒョウモンダコというタコは、ふぐと同じテトロドトキシンという猛毒を持っていて、噛まれると2時間以内に死亡するそうです。

こう聞くと食べるのに気後れしてしまいますが、普段食用にしているタコの可食部分については、全く問題がないので安心して食べて大丈夫です。

知能が高すぎて長生きだと人間を凌駕?


タコの知能の高さは私たちの想像の範疇を大きく超えていて、知れば知るほど恐ろしくなるほどです。もしタコが長生きだったら、とっくに人間を凌駕していたかもしれません。

なんと9つも脳がある!?


タコには9つも脳があると言われています。1つは普通の場所にあり、残りの8つはそれぞれの足についているのだとか。タコの八っつぁんなどとおどけていられません。しかも普通の脳はクルミほどの大きさしかないのに、なぜか驚くほどの高知能なんです。

貝殻などで身を隠す


外的から身を隠すために、変装するだけでなく貝殻やココナツの殻などを使います。まるで人間が盾を持つように、道具を使って自分の身を守るわけです。

住処にガラクタを集めてコレクションする


タコは自分の住処にさまざまなガラクタを集めてきて、コレクションのように並べ替えたりなどしていることが知られています。もしやきれいな貝殻や、海の底に沈んだ小さなボトルなどを集めて鑑賞しているのでしょうか。

脳以外に大量のニューロンを持つ


タコのニューロンは約5億個もあり、その数はネコにも匹敵するほどの多さだそうです。脳の他にも8本の腕に神経細胞が張り巡らされ、なんと各足に240個ほどずつついている吸盤にも神経があるため、わずかな科学信号を捉えたり、匂いを感じたり、感触を確かめたりと、それぞれ独自が情報を処理して動いているといいます。

タコに捕まえられてしまったら、たとえスパイダーマンでも逃げられないのではないでしょうか。

もしもタコの寿命が長ければ・・・


タコは経験から学習する能力が非常に高いと考えられています。近年ではタコが海底に小さな街を作って生活していたことも判明し、単独行動を取る生き物であり、群れにはならないとされてきた習性は覆りつつあります。オクトランティス(Octlantis)と呼ばれるタコたちのコミュニティでは、人間社会と同じような社会的行動も観察されているそうです。

タコは寿命が短いため、今のところは人間にとって恐れるべき相手にはなっていませんが、もしも寿命が長かったとしたらどうでしょう・・・。

このまま行くといつか世代を超えたタコたちが海を支配し、陸地をも手に入れようと侵略戦争を仕掛けてくるかもしれません。そうなったら私たち人類は、タコに勝利することが出来るのでしょうか。

タコやイカは実は起源がはっきりしない


これほどまでに不思議な生き物であるタコには、なんと宇宙から来たのではないかという説を唱える科学者たちもいます。確かにこんなに地球離れした生物、元は宇宙人だったとしても全然驚かないような気がしませんか?

論文では何億年も昔に地球に落ちた氷の隕石が海に落ちて溶け出し、その中に閉じ込められていた地球外ウィルスが海水の中で他の生物に入り込んで、遺伝子に何らかの影響が与えられた可能性を示唆しているということです。

なんだかロマンが広がる仮説ですが、いつかそのエビデンスが確立して、地球外生命体に起源を持つ生物がこの地球に生息していると証明されたらと考えると、夢が広がりますね。

まとめ


突拍子もないおとぎ話のようにも見える「タコ宇宙人説」ですが、もしかすると本当に宇宙からきたのかも!?と思える不思議な生態を見ると、まんざら嘘でもないように思えてきます。

とはいえテーブルの上に上がれば、やっぱりタコはタコ。食べられなくなるのは困ります。今夜は遠い星空を見上げながら、美味しいタコ焼きに舌鼓を打つというのはいかがでしょうか?

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