【クイズ】最も画数の多い漢字の「読み方」は?初見では読めない&書けない漢字の世界

2019.10.13


「薔薇」や「鬱」といった画数の多い漢字を好んで使う多感な時期があった方もいると思います。しかしそれぞれ16画の薔薇や、29画の鬱はまだまだ優しいもので、漢字の世界にはより画数の多い漢字が多くあります。

しかも習うことは無いので知らない限りなんと読むのかはわからないのではないのでしょうか?

「鬱」はまだ書きやすいなと思ってしまえるような、画数が多い漢字の読み方を今回はクイズ形式でご紹介します。



辞典に載っている最も画数の多い漢字は?


日本で辞書に載っている最も画数の多い漢字は二つあります。画数は64画もあり、原稿用紙に書くように言われたらとても一マスには収まらないだろう漢字です。それぞれの読み方を考えてみてください!

最も画数の多い漢字は二つある!

Q1


龍を四つを並べてできたこの漢字。これが辞書に載っている最も画数の多い漢字の一つです。この字の読み方はなんでしょうか?

 
 
 
 
 
正解は、
「てつ」もしくは「てち」です。

龍の要素が読みから全く感じられない読み方ですね!!ちなみに「口数が多い。もしくは言葉が多い、という多言」を意味しています。意味に関しても龍は関係ないようですね。

Q2


こちらも同じくが辞書に載っている最も画数の多い漢字です。興を四つ並べることで構成されています。さて、この漢字はなんと読むのでしょうか?

 
 
 
 
 
正解は、
「せい」です。「こう」が四つだから「こうし」とかではないです。

不思議なことに、この「せい」という字は読みは判明していますが、意味に関しては不明となっています。意味が伝わっていないこともあって、最多画数の漢字としては「てつ」に対して一歩劣るようです。

【豆知識】戸籍として使用可能!


「てつ」も「せい」も世界最大の漢字辞典である「漢語大字典」と世界最大の漢和辞典「大漢和辞典」両方に収録されている他、戸籍統一文字情報にも含まれています。

戸籍統一文字とは、日本の戸籍情報に記載利用が可能と法務省が定めた文字です。そのため、戸籍内にこの字が使われていても問題はありません。少なくとも筆者は自分の戸籍内でこの漢字が使われていてほしいとは思わないですが…。




辞書に載っていない?!画数の最も多い漢字


漢語大字典や大漢和辞典といった辞書には載っていませんが、世界一画数の多いといわれている漢字が日本にはあります。その文字はなんと84画もある、書くのが非常に難しい字です。

84画にして最も画数の多い日本生まれの漢字


雲を森のように三つ重ねたものと、龍を三つ重ねたもの、それを一つにしたような不思議な文字です。そしてこの文字が日本こそ最も画数の多い漢字です。この漢字の読み方を考えてみてください。

 
 
 
 
 
正解は、
「たいと」と読みます。雲も龍も関係ない読み方のように見えますが、実は構成している漢字を他の組み合わせで見ることで関連が発生します。

この漢字は雲を意味する「䨺(たい)」と龍が行く、という意味がある「龘(とう)」を合わさりできたと考えられている漢字です。読みも二文字を合わせた「たいとう」という発音が変化したものと推察されています。他には「だいと」や「おとど」という読み方があるとされています。

実在しない勘違いされた漢字?


「たいと」は中国では存在せず、日本で考案された「国字」と呼ばれる種類の漢字です。日本では苗字として用いられたとされていますが、この漢字を使った「たいとさん」も「だいとさん」、「おとどさん」いずれも実例は見つかっていません。そのため「䨺 龘」という仮名を名乗っていた人物の名前がひとり歩きし、一文字と混合された勘違いから生まれた漢字なのではないかという考えもあります。

世界最多画数の漢字の実用例が生まれました


2019年9月現在、この漢字は使用が確認されています。それは千葉県松戸市にあるラーメン屋の屋号としてです。「おとど」という名のこのラーメン屋の暖簾には、「䨺」と「龘」が組み合わさったこの漢字がしっかり書かれています。

さまざまな最も画数の多い漢字

スマホで表記できる最も画数の多い漢字


スマートフォン上で確認できる一番画数の多い漢字をご存知でしょうか?ちなみに「たいと」の元になった「䨺(たい)」は48画、「龘(とう)」は36画と画数は多い漢ではありますが、一番画数が多い字ではありません。
 
 
 
 
 
正解は、52画ある「䨻(ほう・びょう)」という漢字です。

この漢字は雷鳴を意味する中国の特定地域の身でのみ使われた漢字と考えられています。ちなみに「䨻」よりも画数の多い「てつ」や「せい」は、その画数の多さが原因かスマホでは文字認識されず「?」というエラー表示化されてしまします。

画数の多い漢字で最も複雑な漢字


ここまでご紹介してきた漢字の多くは龍を四つなど、画数は非常に多いものの既存の漢字を複数合わせて作られた会意体でした。そこで、会意ではない漢字で最も画数をご紹介します。

出典:wikipedia.org

この漢字は「ビィアン」と読み、中国の中央部にある陝西省で食されている「ビャンビャン麺」という伝統料理専用の漢字です。ビャンビャン麺は、麺の幅を2~3cmに薄く伸ばした日本のきしめんのような食べ物ですが、麺の長さは1mある場合もあるという特徴があります。

58画あるこの漢字は「ウ冠」と「しんにょう」の間に月や言、馬、心など複雑な構成をしています。この字は20世紀以降に見られるようになったため、新しい字であり、用途が「ビャンビャン麺」専用のため、使用している地域も限定的な漢字です。

100画を越える漢字?されどその存在を確認できず


2013年にTBSで放送されたバラエティ番組内で最も画数が多い漢字として紹介されたのが、画数144画、龍を九つ重ねた漢字「ごつ」でした。意味を「凄くたくさんしゃべる人」と「てつ」に似た意味で紹介されていました。しかし、この放送以前も以降もこの漢字が紹介されていないうえに、「ごつ」の存在が確認された書物も見つかっていません。

もしかしたら「たいと」のように何かしらの別の文字が勘違いされて番組で紹介されたのかもしれません。

かつてあったとされる使われなくなった画数の多い漢字


かつては使われていましたが、現在は使われなくなったと考えられる画数の多い漢字があります。その漢字は「ほう」もしくは「びょう」と読みます。128画あるこの漢字は雷の旧字体を4つ並べることで構成されています。

まとめ


画数の非常に多い漢字の読み方をクイズ形式でご紹介しましたが、読めた漢字はありましたか。

他にも個人が作った創作漢字と呼ばれるものも古くからありますので、そういったモノを含めると画数の多い漢字はまだあるかもしれません。30画以上ある漢字をバランスよく書くのは全て難しいですが、スマホで表示される「䨻」をちょっとした豆知識として話のタネにできるかも(!?)しれませんね。

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出典:wikipedia.org(ビャンビャン麺)

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