2020年問題って何?オリンピックで浮かれてる場合じゃない?

2019.10.23


2020年の東京オリンピックに向けて熱狂がこみ上げてきている中、スポーツ以外の世界では2020年問題というものが懸念されています。時代が変っていく中で、これらの問題は避けては通れないもの。

しかし、そもそも2020年問題については知らない人も多いと思います。決して悲観する必要はありませんが、知っておきたいことも多いのでこちらにて紹介します。



2020はオリンピックだけではない!


2020年と言えば東京オリンピックが開催されるということで、近年の日本はその話題ばかりですよね。しかし、果たして本当に良いことばかりなのでしょうか。この先の見えない時代、どうなるかわからない不安や心配、それらが一気に押し寄せてくるのが2020年問題だと言われています。

2020年問題がたくさん!


2020年問題とは、文字通り2020年に日本の様々な分野で発生するリスクの総称のことを指しています。具体的に「これ」というものではなく、2020年を迎える段階で日本が直面する問題をまとめて2020年問題と呼んでいるわけです。




企業の団塊ジュニア世代問題


まず知っておきたいのが企業の団塊ジュニア世代問題です。

企業の人件費が!


2020年になると日本企業の多くは、国税庁が発表している労働人口の中で最も平均賃金が高い40代後半~50代前半によるポスト不足と人材不足が発生すると考えられています。バブル期に大量採用した団塊ジュニア世代の賃金水準の上昇と管理職への昇進昇格が重なることで、該当世代のコストリスクがとても大きくなると懸念されているのです。

また、人件費の負担が増えるだけではなく、定年退職者も増えることで人手が足りなくなると予測されています。今後労働人口が減る一方のため、時代は確実に衰退期に入るとの予測もあります。

さらにAI分野では人工知能の参入で失業者が増えると言われているくらいです。2020年を過ぎた段階でAIが次々と職場に参入し、日本の主要産業の中でも失業者が続出するのではないかという声もあります。

逆にIT分野では2020年以降人材不足が深刻化するとも言われており、20万人ほど人材不足が発生するという予想もあるほどです。会社や企業は使い捨てできる非正規雇用や外注の枠をさらに広げ、雇用の不安定化が進む可能性も大きいです。

オリンピック後の不動産問題


オリンピック需要で都市部の不動産は急速に需要が高まっているのですが、逆にオリンピック後は空き家が増えるのではないかという声があります。

空き家問題深刻化


2020年には一般世帯数がピークを過ぎ、減少に転じるとの予測があります。そのため、都会への一極集中がより加速し、田舎は空き家が増えます。これはオリンピックに関係なく、今後の日本でさらに進む問題です。

地方在住の人が減少することで地方の仕事が減り、農村部から都市部へさらに人口が移動する確率が非常に高いと言えます。そのため、結果として空き家が増え、不動産の価値も大きく変化するわけです。また、マンションやアパートの管理人不足も懸念されているため、今後はそれらの管理もAIに任せるというところが多くなってくるかもしれません。

入試制度等教育問題


入試制度等の教育問題も現在は大きく変わってきています。

小学生の学習内容も激変!


2020年度から大学入試センター試験が廃止されることによって、大学への入学に関してはより楽になると言えるでしょう。しかし、逆に大学入学共通テストに変更されるため、現状とは違った試験に苦戦する学生も増えるかもしれません。

記述式問題の導入や英語の評価基準が変更予定となっているため、教育内容も大きく変化しています。例えば、小学校でも英語教育が必修科目となっており、よりグローバルな人材を教育しようと国が躍起になっているのです。

保護者の間では「子供が勉強についていけるのか」と懸念する声も続出するなど、ますます優秀な子供たちとそれ以外の子供たちとの差が生まれる社会になると考えられます。

エレベーターの2020年問題


バブル以降1990年代に建てられたものの更新時期が迫るのも、2020年が境目だと言われています。当然ながら更新せずに放置されるものも出てくるなど、今後より安全性が懸念されています。

また、大手エレベーターメーカーが製造していた旧式エレベーターの基盤や部品の部分供給が停止されるのも2020年からです。日立とフジテックは2020年、三菱電機は2023年、東芝が2024年と東京オリンピック以降も問題は波及する可能性が高いです。

安全にエレベーターに乗れない日がもしかしたら眼前に迫っているのかもしれません。

でも東京オリンピックは盛り上がろう!


一見すると2020年はまるで暗黒時代に突入するかのように語られています。でも、未来に怯える必要はありません。日本人はそういう時代の流れにも順応して今まで成長してきました。

東京オリンピックという華やかな祭典があるにも関わらず、暗い顔で「2020年になったらどうしよう……」と悩むのはもったいないです。この先数十年の間で東京オリンピックが開催される可能性は低いので、2020年は一度しかないと思って盛り上がるのが良いのではないでしょうか?

未来も過去も悲観することなく、目の前に迫った世界的なイベントを一緒に盛り上げていきましょう!

まとめ


東京オリンピックが開催される陰で、2020年問題などもより懸念されています。しかし、それらの問題へは適切に対処すれば問題ありません。小さな解決策を積み重ねていくことで、明るい未来が待っているはず。

東京オリンピックでは世界中の人が集まってくるので、少し肩の力を抜いて楽観しつつ、楽しくみんなで応援しましょう!

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