エベレスト登山には欠かせない少数民族「シェルパ族」が凄い!

世界最高峰の山エベレストは、登山家たちの心を掴み、今まで多くの人々が挑戦してきました。

そんなヒマラヤ登頂を目指す人々になくてはならない存在が「シェルパ族」です。彼らはネパールの山岳地帯を中心に暮らし、今まで多くの登山家たちのサポートをしてきました。今回はそんな「シェルパ族」について解説していきたいと思います。

シェルパ族とは?


出典:YouTube

ネパール、インドのダージリンやシッキム、ブータン、中国のチベット自治区の主に山の中に暮らす山岳民族のシェルパ族は、山や自然に対して優れた能力や技術をもち、 登山に適した身体能力で、ヒマラヤ登山を目指す登山家の多くをサポートしている存在です。

シェルパ族のシェルパ(sherpa)は、「東部の人」を指す言葉で、その名の通り、原点はチベットの東部地方「カム」に遡ると言われています。17〜18世紀ごろまでに多くのシェルパがヒマラヤ山脈を越えてネパールまで移住して来たんですって。

エベレスト登山の案内人


出典:YouTube

エベレストやヒマラヤ登山の案内人として卓越した能力を発揮するシェルパは、優秀な案内人ともなると、平均月収が100ドルに満たないネパールで、月収2000ドル〜2500ドルを稼ぎ出す高給取りで、ネパールでは憧れの存在です。

しかしヒマラヤ登山は危険と隣り合わせなので登山中に命を落とす者もいます。そんな危険を潜り抜け、ある程度材を成したシェルパは、首都カトマンズに移り住んだり、海外へ移住して豊かな生活を送っている人もいます。

ちなみにエベレスト登頂は断念しましたが、日本テレビの番組「世界の果てまでイッテQ!」でイモトアヤコさんもシェルパにお世話になっていますよ。

伝説のシェルパテンジン・ノルゲイ


出典:YouTube

シェルパ族の中で、伝説と呼ばれる人がいます。その名はテンジン・ノルゲイです。彼は1953年5月29日にニュージーランド出身のエドモンド・ヒラリーとともにエベレストの人類初登頂を達成した人物なのです。

テンジンはチベットに生まれ、1930年代から荷物を運ぶポーターとして、イギリスの登山舞台を支援し始めました。しかし6回の挑戦したにもかかわらず、エベレスト登頂は達成できませんでした。

その後1953年に新たな登山隊に参加し、エドモンド・ヒラリーとともにエベレストの登頂に成功しました。

そんな歴史的快挙を成し遂げたテンジンは、下山後インドとネパール双方から多くの賛辞を受け、一部からはブッダやシヴァ神の再来としてあがめられ、世界で最も有名なシェルパとして、歴史に名を残しました。

まとめ


出典:YouTube

いかがでしたか?ヒマラヤ登山になくてはならない存在、「シェルパ族」について説明してまいりました。シェルパなくしてヒマラヤ登山は成らぬということで、有名登山家よりもよっぽどシェルパの方が凄いということがわかりました。

今度ヒマラヤ登山のテレビ番組などを観る機会がありましたら、是非シェルパ族にも注目してみてくださいね。

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出典:YouTube(Sherpa Official Trailer 1 (2015) - Documentary HD) / YouTube(Edmund Hillary and Tenzing Norgay climb Everest - 1953 archive video)

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