紫陽花の花言葉は色によって様々!贈る前に知っておきたい色ごとの意味
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うっとうしい梅雨の季節に、みずみずしく咲きこぼれる紫陽花の花。青や紫、ピンク色などの穏やかな色とかわいらしい形で、私たちの心を引き付けます。

色が変わりさまざまな表情を持つ紫陽花ですが、色によって花言葉が違うことをご存知でしたか?紫陽花は、良いイメージの花言葉と悪いイメージの花言葉のどちらも持っているんです。紫陽花を贈り物として選ぶときには花言葉にも注意したいですよね。

今回は紫陽花についてお調べいたしました。紫陽花を贈り物として考えている方も、花言葉を知ってちょっぴり鼻高々になりたい方も、必見ですよ!

紫陽花

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誰もが知っている紫陽花ですが、どんな花なのでしょう。

基本情報

紫陽花は日本原産の花で、アジサイ科アジサイ属の落葉低木です。

紫陽花の品種を大きく二つに分類すると日本で自生する「ガクアジサイ」とヨーロッパで観賞用に品種改良された「セイヨウアジサイ」に分けることができます。

5月から7月にかけて白、青、紫、赤色の花を咲かせ、梅雨の曇った季節に明るい彩りを与えてくれます。樹高が1~2メートルと、ちょうど人の目線に入るところで花を咲かせることもあり親しみ深い花ですよね。

紫陽花の花

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紫陽花の花ですが、通常「花」と呼ばれている部分は、実は花ではありません。花らしき部分は花を支えている「ガク」で、本来の花はガクの真ん中に潜んでいる小さな小さな花なんです。

紫陽花の花の色

紫陽花の花には「同じ場所で育てているのに毎年色が違う」「同じ品種なのに色が違う」ということが起こります。これは土のpH値で色が変わるからであり、土壌が酸性の場所では青い花、アルカリ性の場所では赤い花、中性の場所では紫色の花を咲かせるのです。

ちなみに白い花は、もともと色素を持たない品種なので土壌のpH値は関係なく白い花を咲かせます。

紫陽花の漢字は間違って広まった?

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どうやら「紫陽花」という漢字は、間違えて付けられ広まったようなのです。それは一体どういうことなのか・・・?

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出典:wikipedia.org

上の画像は、ライラックという花で、ヨーロッパ原産の落葉樹です。和名は「ムラサキハシドイ」といい、日本では4~5月に紫や白色の花を咲かせます。色合いや花の形など紫陽花にとてもよく似ていますね。

唐(古来中国王朝)の時代の詩人、白居易(ハクキョイ)の詩に「紫陽花」が語られているのですが、平安時代の学者源順が「紫陽花=アジサイ」のことだとして「アジサイ」にこの漢字をあてたのです。

しかし後に、白居易の詩で語られる花の特徴が「ライラック」に酷似していることが分かり、間違えてあてられた漢字なのでは?といわれています。

紫陽花の花言葉

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紫陽花の花言葉には、良い意味も悪い意味もあります。

全般的な花言葉

全般的な花言葉は「移り気」「浮気」「冷淡」などで、あまり良いイメージではありません。紫陽花の花の色が変化するところや、青や紫など寒色系が多いところから付けられた花言葉です。

色ごとに変わる花言葉

色ごとに付けられた花言葉は良い意味を持っています。

青・青紫色=辛抱強い愛情」「ピンク・赤紫色=元気な女性」「白=寛容

どの花言葉も、紫陽花の持つさまざまな面持ちが表現されていますね。

紫陽花は母の日に贈るといい?

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最近では母の日に、カーネーションに代わって紫陽花を贈る方が増えています。鉢植えの紫陽花は、水やりさえしっかりすれば生き生きと咲き続けてくれるので、手間が掛かるカーネーションよりも育てるのが簡単なんです。

母の日に紫陽花を贈るときには、花色の持つ花言葉を意識してみてください。

「青・青紫色=辛抱強い愛情」 家族に強い愛情を持っているお母さん。

「ピンク・赤紫色=元気な女性」 いつまでも元気でハツラツとしたお母さん。

「白=寛容」 いつも優しく包み込むんでくれるお母さん。

紫陽花の花言葉にマイナスイメージを持っている方もいらっしゃいますので、贈るときにはメッセージを添えると喜ばれるはずです。

まとめ

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母の日に紫陽花を贈るなんてとっても粋ですが、贈る時には花言葉に伝えるよう心掛けてくださいね!

他にも、プレゼントするときには気を付けたい花言葉を持つ花があります。なんと、贈り物の定番ともいえるあの花まで?!こちらの関連記事も併せてご覧ください。

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