トルコキキョウという花をご存知ですか?花好きであればよく知られている花ですが、どんな花なのかわからない人もいるはず。
そこで今回はトルコキキョウがどのような花なのかと併せて、花言葉もご紹介します。
実はトルコ原産ではないしキキョウでもないこの花・・・。一体何者?!
目次
トルコキキョウ
トルコキキョウは、ユーストマ属リンドウ科の多年草植物であり、見た目はバラなどにも引けを取らない美しさです。
そんなトルコキキョウはどんな花なのでしょうか?
どんな花?
トルコキキョウは気品さと上品さが溶け合った爽やかな花です。
バラと見間違うほどの華やかさが特徴と言われており、花屋などでも実は人気のある品種と言えます。
そのエレガントでシックな美しさから、結婚式のブライダルフラワーなどにも採用されることがあるなど、利用される場は幅広いですね。
プレゼントとして贈られることも多くあります。
結婚式では花嫁のブーケとして「永遠の愛」や「花嫁の感傷」や「変わらぬ美しさ」などの意味が込められているため、ゲットできた人には幸運が訪れるかもしれません。
原産
トルコキキョウは名前からしてトルコ原産だと勘違いしている人も多いですが、実はアメリカやメキシコなどの北米が原産です。
主に北米大陸に分布していることもあって、実はトルコとは関係ありません。
この名前は日本だけで通じる名前となっています。
日本では1970年代以降に品種改良が進んだことで、様々な品種のトルコキキョウがあります。
日本産のトルコキキョウは、欧米でも高い評価を得るなどその美しさは一級品。
開花時期
トルコキキョウは初夏から秋にかけて開花し、毎年5月~9月に花を咲かせます。
時期的にも春や夏の花として印象が強く、秋を迎える頃には徐々に花を閉じていきます。
別名
トルコキキョウは別名でリシアンサスやユーストマと呼ばれており、分類として見るとまた違った別名で呼ばれることがあります。
日本でもトルコキキョウだけではなく、トルコギキョウとも呼ばれるなど、呼び名に関しては定まっていません。
トルコキキョウの花言葉
トルコキキョウの花言葉は、基本的にポジティブものばかりです。
おsのため、人に贈る場合も心配は無用です。
全般的な花言葉
トルコキキョウには「清々しい美しさ」「良い語らい」「優美」「希望」という花言葉があります。
どれもその美しさが由来となっており、ぴったりな花言葉ばかりですね。
また、英語圏では「感謝」や「穏やか」という花言葉があり、トルコキキョウはどの国でも良い意味を持つ花となっています。
色別の意味
トルコキキョウは品種改良によって様々な色があるのですが、その色ごとにも花言葉が違ってきます。
ここからは色別の花言葉も見ていきましょう。
白
白いトルコキキョウは「良い語らい」「希望」「思いやり」「清々しい美しさ」などの意味があります。
純白のトルコキキョウが、美しさから清々しさを演出してくれる花ということで付けられたとされています。
ピンク
ピンクのトルコキキョウには「優美」という花言葉があります。
トルコキキョウ全体の花言葉にもこの意味はあるのですが、ピンクのトルコキキョウはその意味合いがさらに強いと言われています。
紫
紫のトルコキキョウには「希望」という花言葉があります。
これは他の花言葉とも同様ですが、より強い信念のようなものを感じさせるものです。
トルコキキョウの不思議
トルコキキョウは不思議なことがいっぱい詰まっています。
「そもそもトルコ原産ではないって本当?」「キキョウですらないって本当なの?」という疑問があります。
実はキキョウではない
トルコキキョウは本当はリンドウの仲間です。
そのため、厳密に言えばキキョウではありません。
なぜキキョウと呼ばれているのかというと、それは育ち方が似ているためだとされています。
トルコ原産でもない
これは先ほども解説しましたが、トルコキキョウは北米原産です。
トルコで生まれた花ではありません。
名前の由来
それではなぜトルコキキョウと呼ばれるようになったのでしょうか。
その名前の由来とされる説を見ていきましょう。
花がトルコ人のターバンに似てた説
トルコキキョウは花びらがトルコ人のターバンに似ていたことから、トルコキキョウと名付けられたという説があります。
トルコ石のような色説
トルコキキョウの中でも有力な説と言われているのが、色がトルコ石に似ていたという説です。
特に青いトルコキキョウがトルコ石のようだったことからそう呼ばれるようになった・・・とされています。
色が地中海を連想させる説
トルコキキョウは色が鮮やかということもあり、地中海を連想させたとされています。
その淡いながらも美しい色合いは地中海の雰囲気にもたしかにぴったりかもしれません。
キキョウじゃないのにキキョウ
トルコキキョウはキキョウという名前が付けられているにも関わらず、キキョウではありません。
でも名前はキキョウ・・・謎は深まるばかりです。
この名前の混合は、咲き方がキキョウに似ているからだと言われています。
まとめ
花屋でもたまに見かけることがある他、結婚式などでも見かける美しい花のトルコキキョウ。
しかし、実はトルコ原産でもなければ、キキョウでもありません。
そんなちょっと不思議な花が、トルコキキョウなのです。