「早い」と「速い」の意味の違いや使い分けを紹介!英語だと別の単語になる?

誰もが普段から使っている「はやい」という言葉。
これを漢字表記する時には「早い」なのか「速い」なのか迷いますよね。

この2つの漢字はそれぞれ意味が異なります。
ここではその意味の違いや使い分けに関して見ていきましょう。

「早い」と「速い」の意味

 

日本語において「早い」と「速い」は、読みは同じなのに意味が違う同音異義語という位置づけとなっています。
同じ発音なのですが意味は異なるという言葉ということになります。

早いとは?

早いとは、主に時間の経過について指す言葉です。
「ある一定基準から時間が経っていない」という意味や、「ある時間や時期よりも前」という意味。
それぞれ、時間の経過に関する意味だということがわかりますね。

速いとは?

速いとは主に速度の進行について指す言葉です。
「ある動作が速やか」という意味。
例えば「電車が速い」や「食べるのが速い」など、ある物体の行動に伴うスピードを意味する言葉となっています。

早いと速いの違い

 

どちらも読みは「はやい」となりますが、意味は違ってくるので要注意。
ここからはそれぞれの違いについて、より詳しく見ていきましょう。

時間か速度か

「早い」と「速い」の違いを簡単に説明すれば、"時間"か"速度"か。

これさえわかっておけば、文章や言葉として使っていく時にも迷いません。
それでもわからないという人は以下の具体例を見てみましょう!

具体例

ここからは「はやい」についての具体例をご紹介します。

君は寝るのがはやいなぁ!

早いの場合は寝る時間が早いことを意味します。
速いの場合は、非常に寝付きがいいと言うことになります。

早いとは言っても言葉選びによって全然意味が違うのです。
つまり、早いも速いも使えるのですが、使う漢字によって読み手の受け取り方が大きく変わってしまうことになりますね。

「はやい」の対義語は?

 

それでは「はやい」の対義語はどのようなものがあるのでしょうか。
こちらも併せて見ていきましょう。

どちらの対義語にもなる「遅い」

「早い」「速い」どちらの対義語にもなるのが、「遅い」という言葉です。
これはゆっくりしている様子を意味する言葉で、時間にも速度にも使えます。

「食べるのが遅い」というのは食事を始めた時間が遅いという意味でも、ゆっくり食事を取るという意味でも使えます。

速いの対義語「鈍い」

動きが遅い時には「鈍い」という言葉も使えます。
動作がのんびりしていて、なかなか前に進まない時に使う言葉ですね。

英語での違い

 

英語では単語自体が違い、まったく別の意味の言葉として認識されています。

早いは「Early」

早いの場合は英語だと「アーリー」となります。
ホテルのアーリーチェックインは、チェックインするのが早めの時間ということをあらわしています。

速いは「Fast」

速いの発音であれば英語で「ファスト」となります。
世界最速の車という意味であれば「the fastest car」となります。

まとめ

「はやい」と一口に言っても、「早い」が主に時間の経過を指すのに対して「速い」が速度の進行をあらわすため、意味合いが異なります。
英語であれば「Early」と「Fast」と、明確な違いがあるのでわかりやすいのですが、日本語では同音異義語となっているのでややこしいですね!

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