げっ歯類って何?実は地球上で最も繁栄している哺乳類なんです!

2020.1.7


アニメや漫画のキャラクターとしても人気が高くて、可愛らしい仕草に動画で癒やされているという女子も多いげっ歯類。

そもそもげっ歯類ってどんな動物なんでしょう。あのキュートな前歯に隠された、ちょっと衝撃の秘密をあなたは知っていますか?

げっ歯類とは?


げっ歯類とは鉤爪(かぎづめ)を持ち、門歯(人間で言うところの前歯)が上あごと下あごに1対ずつある小型の哺乳類の総称です。簡単に言うとネズミの仲間のことで、ネズミ目とも言います。

クルミのような硬い木の実をかじるのに適した、かぎつめと歯を持っている小動物のことで、なんとげっ歯類の門歯は一生伸び続けるんです!ええっ!?なにそれ!って思いませんか?



全哺乳類で最も繁栄している


哺乳類の半分がげっ歯目?


げっ歯類の仲間には、リスやビーバー、モルモットなどの可愛いイメージの動物が多く、あのカピバラもげっ歯類です。哺乳類の中では最も繁栄しているグループで、哺乳類全種の半数近くがこのげっ歯類に分類されるという言うのですから驚きです。

現在4300種から4600種の哺乳類がいますが、そのうちの2000種から3000種がげっ歯類なのだそうです。(実際に生息する数ではなく、あくまでも種類の数です)

生息域は地球上ほとんど


げっ歯類の生息地は、南極大陸を除く全大陸とほとんどすべての島で、世界中のあらゆる場所に環境に適応した種のげっ歯類が存在しています。

高山から海岸、熱帯雨林から砂漠、暑い地域でも極寒の地でも、とにかくどんな環境下にでもげっ歯類はいます。

子どもの頃に読んだイソップの物語に「まちのねずみといなかのねずみ」というお話がありましたが、まさにどんな田舎にもどんな大都会にも住める適応能力の高さが強みなんですね。

げっ歯類は基本3亜目


げっ歯類は基本的にヤマアラシ亜目、ネズミ亜目、リス亜目の3つに分類されます。

ヤマアラシ亜目


ヤマアラシ亜目にはチンチラやテンジクネズミなどがいますが、意外なことにカピバラやモルモットもこのヤマアラシ亜目に分類されています。あの針だらけのヤマアラシとのんびりとした癒やし系のカピパラが、同じ種類とはびっくりです。

ネズミ亜目


ネズミ亜目は一番種類が多く、ネズミのほとんどはこのネズミ亜目に分けられます。というか、ネズミなのにネズミ亜目じゃないっていうのも不思議なんですが。割と嫌われもののイメージが強いドブネズミやハツカネズミはこの種ですが、実はビーバーやハムスターもネズミ亜目なんですよ。

リス亜目


リスと聞くとそれだけでかわいい印象ですよね。シマリスやプレーリードッグ、ヤマネなど触れ合える系の動物の他、モモンガやムササビもリス亜目の仲間です。

げっ歯ってどんな意味?


齧歯の齧はかじるの意味


げっ歯類のげっ歯は、漢字では「齧歯」と書きます。難しい字ですが、齧には「噛む」とか「かじる」、「くいこむ」などの意味があります。

リスやビーバーが尖った歯で硬い木を噛じっている様子が浮かんできます。この齧る歯である門歯を持っていることから、げっ歯類と呼ばれるのです。

げっ歯類には門歯が上下のあごから1対ずつ、計4本生えていて、この歯でいろいろなものを噛み切ります。またこの門歯で敵から攻撃されたときに反撃します。食べるための道具でありながら、同時に敵と戦うための武器でもあるんですね。

齧歯は伸び続ける歯


げっ歯類の齧歯は生え変わることなく、生きている間ずっと伸び続けます。先にも書いたように、げっ歯類にとって前歯は敵から身を守るためにも、食料を確保するためにも大切な、生きていくためになくてはならないものです。

人間の歯のように生え変わるような仕組みでは、生え変わり期間を生き抜くことができなくなってしまいます。その為、一生涯伸び続けるようになっているんですね!

硬いものを齧るのは歯を削る為


しかし、伸び続ける歯を放置しておいては長すぎて使い物にならなくなってしまいます。そこで彼らは常に硬いものをかじって歯を削らなければなりません。

げっ歯類の門歯は外側の表面が硬くて厚いエナメル質、内側が柔らかい象牙質で出来ていて、歯の内側と外側ですり減り方が違います。

そのおかげで効率よく鋭く尖った歯が効率的に保たれるようになっています。動物の体って、本当にうまく出来ているんですね。

まとめ


世界で一番有名で人気のあるネズミはミッキーマウスですが、ミッキーは自分の歯をどうしているんでしょう。人知れずそっと削っているんでしょうか。

トム&ジェリーのジェリーも、毎日トムとケンカするために、歯を磨いているかもしれませんね。

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