オープン価格は何のためにあるの?メーカーサイトやパンフレットに値段が書かれていないのには理由があった!

2020.1.11


買い物をする時、その商品に対して定価や売価で買うかどうか決める人が多いですよね。しかし、メーカーサイトやパンフレットを見て購入しようと思った商品の中には、「オープン価格」とだけ書かれていて具体的な値段が書かれておらず、筆者は戸惑うことがあります。

そもそもオープン価格とは商品に対してメーカー側が希望小売価格を定めていないものを意味しますが、そう言われたところでそれが具体的にどういうものなのかわからない人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は「オープン価格」とは一体どのようなものなのか、そして他の価格表示とはどう違のか・・をご紹介します。

オープン価格とは


オープン価格を耳にすることも多いですが、そもそもどういうものなのかわからない人もいると思います。

筆者自身、あまり価格表示についてはよく確認せずに買ってしまうことがあるため、今一度オープン価格については知っておかないとなと思っているところです。

オープン価格の意味


オープン価格とは販売する商品に対してメーカー側が希望小売価格を具体的に定めていないものを意味します。出荷価格だけをメーカーが決めることで、販売価格は小売業者が自由に設定できるようになっています。

パンフレット等に値段が書かれていないのは販売価格についてメーカーが決めていないからだったんですね!

オープン価格は二重価格表示対策


なぜオープン価格が使われているのかというと、これは二重価格表示対策の意味合いが強いようです。

二重価格とは


希望小売価格や定価などの価格と、実際の売価を二重で見せることによりお得感を演出する価格表示法。

ちなみに公正取引委員会では「15%以上の値引きが市場の2/3以上で、20%以上の値引きが市場の1/2以上で行われている場合は二重価格」という基準を設けており、それに抵触しないようにと注意喚起しています。

オープン価格にはそういう値引き率の誇張表現を防ぐ役割があるということです。



他の価格表示との違い


オープン価格は定価や売価、希望小売価格とは意味合いが違ってきます。ここからはそれぞれの違いに関してご紹介します。

定価や売価との違い


定価とはあらかじめ決められた販売価格のことで、売価は実際の販売価格のことを意味します。

原則として本や新聞などのようなものはどの店で購入しても同じ値段になるように設定されています。これは定価や売価という観点から、どのような条件でも公平に売買できるようにするための配慮担っています。

もし地域によって本や新聞の値段が違っていたら、高い地域に住む人から不満が続出しますよね。それを防ぐために定価での販売と定めているわけです。

希望小売価格との違い


希望小売価格とはメーカー側が「この価格で販売してもらいたい」という希望で付けられた価格のことを意味します。

実際の店頭価格と大きく上下することがあることから、商品の価値が低いと判断されてしまうこともある価格表示となっています。

例えば、よく見られるのが家電量販店などで販売されている商品です。商品によってはメーカー側が提示している希望小売価格と店頭価格が大きく乖離していることもあります。

オープン価格のメリットデメリット


オープン価格で表示するメリットやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。オープン価格で表示することのメリットとデメリットをご紹介します。

オープン価格のメリット


希望小売価格など、具体的な金額を出さないことでいくつかのメリットがオープン価格にはあります。

メリット①安売りなどの謳い文句に惑わされずに購入できる


オープン価格のメリットとして大きいのが、謳い文句に惑わされない価値で判断できるという点にあります。

その商品が持つ本来の価値を「大安売り」や「何割引き」といった誇張表現などによって購買意欲を左右させるのではなく、相場ごとに適正な価格になるように調節できるのが特徴です。

メリット②市場価格の安定化


さらに、オープン価格を取り入れることによって市場価格の安定に繋がります。小売店は値引き率で勝負しなくなるので、商品本来の価値を保ったまま公平な売買ができるわけです。

オープン価格のデメリット


逆に具体的な金額をメーカー側が出さないことでデメリットも発生しています。

デメリット①相場の不透明化


オープン価格のデメリットとして考えられるのが、相場が不透明になってしまうということです。オープン価格は希望小売価格などを設定しないので、逆に価値が不透明になってしまうこともあります。

小売店が市場価格を掌握してしまうという点から見ると、顧客にとって本当に適正な価格で提供されているのかという疑問が出ることもあります。

デメリット②価格操作の発生の可能性


また、小売店などによる故意の価格操作が起こる可能性も否定できません。オープン価格では自由に価格を設定できるため、商品自体の価値が不安定になることもあります。

オープン価格の商品を購入する際は情報収集が必須


消費者自身による情報収集が鍵ともいえます。自分たちで情報収集しながら、その商品の相場を調べていくことでリテラシーが高まり、適正な価格で商品を購入できるようになります。

オープン価格の商品の場合、複数の店での価格を比較をすることで、相場を把握してから購入することでお得な買い物ができるわけです。

まとめ


オープン価格にはメリットもデメリットもあり、メーカー側と小売店側と消費者側の視点によってそれぞれ違ってきます。

商品を購入する際には、まずどのような価格表示となっているのかを確認し、情報収集してから購入を決める必要があるようですね!

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