「日本三大金運神社」とは、山梨県の新屋山神社(あらややまじんじゃ)、石川県の金劔宮(きんけんぐう)、千葉県の安房神社(あわじんじゃ)のことを指し、金運のご利益があることで有名な神社です。
この三神社が金運神社といわれるようになったのは、コンサルティング会社の創業者で世の中の経営者や財界の方々から絶大な信頼を得ていた船井幸雄さんが「お金に困りたくなかったら、ここをお参りするといい」と言ったことがはじまりなんだとか。
船井さんは経営コンサルティングだけではなく「イヤシロチ」と呼ばれる日本のパワースポットにも精通しており、三神社のある場所は金運エネルギーが満ちていると公言していました。
そこで今回は、金運のパワースポット『日本三大金運神社』をご紹介いたします。
目次
三大金運神社①: 新屋山神社(あらややまじんじゃ)【山梨県】
富士山の山梨県側、その麓から二合目に鎮座している「新屋山神社」は、特に本宮から離れた場所にある奥宮の金運パワーがものすごいといわれています。
御祭神
主祭神は、山の神である「大山祇命(おおやまつみのみこと)」。祭神は太陽の神「天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)」と、大山祇命の娘「木花開耶姫命(このはなのさくやびめみこと)」です。
ご利益
金運上昇・商売繁盛・農林業繁栄にご利益があるといわれています。
歴史
1534年に創建された新屋山神社は、山の神である大山祇命が御祭神のため、かつては林業や農業に関する方々が信仰していました。
しかしそれ以外にも強力なパワー(特に金運パワー)があることが知れ渡り、現在では金運神社として有名になっています。
参拝
始めに富士山麓の本宮で参拝してから、8.5キロ(車で20~30分)離れた富士山二合目の奥宮を訪ねます。奥宮はとても小さく厳かで、初めて訪れる方は驚かれるほどです。
本宮での参拝は、奥宮へ向かう前に身を清めるという意味も持っています。しっかりと身を清めてから奥宮へ向かいましょう。
奥宮には二つの鳥居があり、一つは先にお参りをするとされるお社と、かつて環状列石(サークルストーン)のあった祠のふたつがあります。富士山の世界遺産登録に際して建物の制限が厳しくなり、サークルストーンは撤去されてしまいましたが、そのパワーはなおも健在といわれています。
小さい中にも、富士山と神社のパワーがぎっしりと詰まった新屋山神社は、日本で一番の金運効果があるといわれています。一度は行ってみたい場所ですね。
注意ポイントは一年中参拝に行けるわけではない、という点です。
奥宮につながる林道は11月末ごろから5月ごろまで毎年閉鎖されるため参拝することができません。また、本宮も大雪になると閉社して参拝できない、ということがありますので、冬に参拝したいと考えられた方は重々お気を付けください。
本宮:山梨県富士吉田市新屋神社河原1230
奥宮:山梨県富士吉田市上吉田5615
http://www.yamajinja.jp/
三大金運神社②:金劔宮(きんけんぐう)【石川県】
石川県白山市鶴来(つるぎ)地区に鎮座している「金劔宮」は、紀元前95年に創建された北陸最古の神社です。地名の「鶴来」は、金劔宮の旧名「劔宮(つるぎのみや)」に由来しています。
御祭神
金劔宮の御祭神は古事記で有名な神様ばかりです。
【主祭神】
・「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」天照大神の孫
【祭神】
・「大國主命(おおくにぬしのみこと)」国土を治めた神
・「大山咋命(おおやまくいのみこと)」山と農耕の神
・「日本武命(やまとたけるのみこと)」景行天皇の皇子、日本最古の英雄
・「事代主神(ことしろぬしのかみ)」託宣を司る神、決断の神
・「猿田彦神(さるたひこのかみ)」道開きの神
ご利益
金運上昇と商売繁盛にご利益があるといわれています。
瓊瓊杵尊、大國主命、大山咋命、日本武命は開拓の神であり「事業を発展させる」ご利益が、事代主神と猿田彦神は決断と導きの神であり「最善の選択ができる」ご利益があります。
歴史
かつては「武士の守り神」として勝利の際に様々な神宝が奉納されてきたという歴史もあります。
平安時代末期の源平合戦で起こった戦のひとつ「倶利伽羅峠の合戦(くりからとうげのかっせん)」では、源義仲軍が平家を打ち破った際に鞍置馬20頭と横江庄を寄進したというエピソードがあります。
参拝
金劔宮には本社とは別に6つの摂末社がありますが、金運のご利益があるのは「乙剱(おとつるぎ)社」です。瓊瓊杵尊の息子である彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)が御祭神で、お金の神様「金勝金目尊(かなかつかなめのみこと)」として祀られています
しかし、お参りをする際は乙剱社だけではなく、全てのお社にじっくりと参拝するといいそうですよ。
石川県白山市鶴来日詰町巳118-5
https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j0899/
三大金運神社③:安房(あわ)神社【千葉県】
「安房神社」は千葉県房総半島の吾谷山(あづちやま)に鎮座している神社で、紀元前660年に天富命(あめのとみのみこと)により創建されました。
歴史
天富命が忌部(いんべ)一族を率いて安房国(現千葉県南部)を開拓する際、祖先である天太玉命(あめのふとだまのみこと)を祀るために建立されたといわれています。
御祭神
主祭神である天太玉命は「日本産業創始の神」といわれています。そして天太玉命の妃神「天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)」は夫婦円満の神様なので、夫婦で参拝される方も多いようです。
さらに忌部(いんべ)五部神といわれる神も祀られています。
・「櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)」装飾、美術の神
・「天日鷲命(あめのひわしのみこと)」紡績業、製紙業の神
・「彦狭知命(ひこさしりのみこと)」林業、建築業、武器製造業の神
・「手置帆負命(たおきほおいのみこと)」林業、建築業、武器製造業の神
・「天目一箇命(あめのまひとつのみこと)」金属鉱業の神
ご利益
多くの神様が祀られているため、金運以外にもクリエイティブな仕事をされている方や創業する方、さらには家庭円満のご利益も期待できる神社です。
ものつくり、事業繁栄、商売繁盛、技術向上、学業向上、夫婦円満、恋愛成就、良縁成就、子授け、安産祈願、身体健全など、ご利益は多岐に渡ります。
参拝
広い境内には、本社の「上の宮」と摂社の「下の宮」があり、上の宮では主祭神「天太玉命」と「天比理刀咩命」の夫婦神と「忌部五部神」が、下の宮には天太玉命の孫神「天富命」と兄弟神「天忍日命(あめのおしひのみこと)」が祀られています。
千葉県館山市大神宮589番地
http://www.awajinjya.org/
まとめ
自然の力に溢れたパワースポットは、磁場と運気の関わりが強くマイナスイオンが多く発生し、素晴らしいことが起こる場所だといわれています。
今回ご紹介した日本三大神社は、金運のパワーが強く集まっており、日本を代表する企業の経営者の方々も参拝している神社だそうですよ。事業を成功させたい方や金運を上げたい方は是非参拝してみてくださいね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:Wikipedia(金剱宮)