新型コロナウイルスの影響により、プロ野球がオープン戦の無観客試合を決定。Jリーグも公式戦を3月15日まで中断する決定を下したほか、スポーツ界、エンタメ界のイベントが軒並み中止を発表しています。
そんな中、ロックバンド「打首獄門同好会」のギター・ヴォーカルを担当されている大澤敦史さんが自身のTwitterアカウントで今回の状況に関する見解をツイート。多くのファンが共感の声を寄せています。
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本当に大変なのは・・・
大澤さんは、ライブ中止の話題を取り上げ、以下のように想いを綴られています。
ライブの中止の話って、演者とお客さんの話に終始しがちだけど
俺、本当に大変なのはその場所で日々働いている人達だと思うんです。
明日からの仕事が突然なくなった。いつまで続くかわからない。
生活があるのに。家庭があるのに。終息したら、音楽業界で働く皆を応援していただけると嬉しいです。
— 打首獄門同好会 (@uchikubigokumon) February 26, 2020
ちなみに、「打首獄門同好会」は2月29日に開催を予定していたライブの中止を発表していました。
【中止のお知らせ】
2/29(土)Zepp Tokyoで開催を予定していた公演につきまして新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から
残念ながら開催を中止とさせていただくこととなりました。
何卒ご了承ください。チケット払い戻し等につきましては、下記URLをご確認ください。https://t.co/cqWWTmpGxC pic.twitter.com/3Kmn92A3gA
— 打首獄門同好会 (@uchikubigokumon) February 26, 2020
確かに、ライブの中止は出演されるアーティストや会場へ行く予定だったファンの方に終始しがちですよね。そんな状況を鑑みて、大澤さんは「その場所で日々働いている人達」に目を向けています。
いつ落ち着くのか分からない不安、これからの生活の不安・・・ライブやイベントを支える裏方の人達の心労は計り知れませんね。
心にささりました
このツイートに対しては、「アーティストさんからこのようなメッセージ、ささりました」「アーティストさんに一言触れていただけるのが本当にありがたいです!」といった、ライブに関わる仕事をされている方の声などが寄せられていました。
・その通り、イベントは遊びだから中止にしろ、満員電車は仕事してる人なんだからしょうがない的な論調はちゃんちゃらおかしくてヘソが茶沸かすわ。9時17時でオフィスワークの人だけが働いてるわけじゃない!
・物販、PA、照明、セキュリティさん、彼らが働いてくれてるから演者さんと観客がが安心安全にライブ会場で遊べてる。
・音響照明会社に勤めてます。ここ数日、中止キャンセルの連絡ばかりで向こう2ヶ月ぐらいはぜんぜん仕事がなくなってしまい、スタッフみんな困ってます。こうやってアーティストさんに一言触れていただけるのが本当にありがたいです! 頑張りたいと思います!
・展示会の制作会社です。音楽ではないですが、3月案件が全バラで青くなってます。が、アーティストさんからこのようなメッセージささりました。頑張らないとと気合い入れなおします。
・私が毎日頑張れるのはライブという楽しみがあるから。そのライブにはアーティストだけでなく、運営、スタッフ様々な方達の支えがあって成り立つもの。実感しづらい感謝を今回心底感じました。また皆でライブが楽しめる日常がきます様に。
無観客でライブ配信
また、大澤さんは無観客でライブを配信することや、自身らがこうすることによって他のバンドにも同じ様なことを求めないように・・・とのツイートもされています。
あ、ひとつお願いなのですが
「打首はこうしたのに」って、他バンドに同じような配信ライブを求めないようにしてくださいね。中止ってだけでも損失えげつないのに
何百万か赤字が増えるやつです。
やらないのが普通で、ウチがおかしいんです。でも1つくらいやった方がいい。
楽しんでくださいね。— 打首獄門同好会 (@uchikubigokumon) February 26, 2020
ファンを想う気持ち、その心意気が素敵ですよね。この行動に対してファンからは「ファンになってよかった」「投げ銭ありにして欲しい・・・」といった声が寄せられていました。
1日も早い、新型コロナウイルスの終息を願ってやみません。
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出典:Twitter(@uchikubigokumon)