芸術巡りの旅に出たい!世界三大美術館の歴史と名作をご紹介

海外旅行に行ったとき、みなさんは何をしますか?

美味しいものを食べたり、世界遺産など有名観光スポットを訪れたりと、人によって旅行の目的は違います。外国に行ったら必ずその地の美術館を巡るという人もいるでしょう。

有名な美術品を見たい方は、「世界三大美術館」がオススメですよ!世界三大美術館は所蔵品数が多く、有名作家の作品を展示しており、来場者数も多いです。

「三大」という名前がついていますが、その候補となる美術館は実は4つあります。

・フランスのルーブル美術館
・アメリカのメトロポリタン美術館
・ロシアのエルタミール美術館
・スペインのプラド美術館

そこで今回は、名作の数々を見ることができる「世界三大美術館」についてご紹介します!特徴や歴史をまとめてみました!

世界で最も訪れる人が多い美術館:ルーブル美術館

フランスのパリにある「ルーブル美術館」は、世界最大の広さと入場者数を誇る最高峰の美術館です。

そのことから世界三大美術館に必ず選ばれる美術館となっています。美術館に興味がない人でも「ルーブル美術館」の名前を一度は耳にしたことがあるはずです。

有名作品も多数!その所蔵数は38万点以上!


出典:wikipedia.org

ルーブル美術館の所蔵作品数はなんと38万点以上。広い館内の展示物を隅から隅まで見てまわると何日もかかってしまう人もいるほどです。

また、ルーブル美術館は一度はこの目で見ておきたい有名作品を多数所蔵していることでも知られています。

ルーブル美術館にある有名作品には以下のものがあります。

・モナ・リザ 
・ミロのヴィーナス 
・サモトラケのニケ

世界中のメディアで取り上げられることが多い、誰もが知っている作品ですね。

またルーブル美術館には、これらの美術史上有名な作品だけではなく、エジプトの古代遺跡から古典ヨーロッパアートまで数多くの作品が展示されているので見どころいっぱいです。

フランスの英雄・ナポレオンとルーブル美術館の関係

フランスの英雄であるナポレオンとルーブル美術館には深い関係性があります。

ルーブル美術館の起源は、12世紀のフランス王フィリップ2世が築城した、ルーブル城が始まりです。

フランス革命によって王政が終わった後の1793年、フランス前国王ルイ16世の処刑一周年にあわせてルーブル城は宮殿ミュージアム「ルーブル美術館」として一般公開されるようになりました。しかし、ルーブル美術館の構造上の都合で、1796年に一度閉館してしまったそうです。

ルーブル美術館の転機はその直後、ナポレオンがフランスの実権を握ったことで訪れました。

フランス皇帝になったナポレオン1世は、ヨーロッパ諸国との戦いに勝ち続けたことで、ヨーロッパ諸国からの略奪美術品であふれかえっていました。

この美術品を集めたのがルーブル美術館だったのです。

1803年にはルーブル美術館は「ナポレオン美術館」へと改名され、スペイン、イタリア、オーストリア、オランダから略奪した美術品コレクションが収蔵されました。

ナポレオンの統治により略奪された美術品が多いというのはその後、裏目に出てしまいます。

1815年にワーテルローの戦いでフランスが敗北し、ナポレオンが失脚すると、略奪された美術品の元所有者たちは、その美術品の返還をフランスに求めはじめます。

しかし、ルーブル美術館の上層部は要求に応じず、プライベートコレクションに紛れ込ませて隠蔽しようとしたそうです。

このルーブル美術館側の頑なな返還拒否対応も長くは続かず、ワーテルローの戦いで勝利したイギリスの協力によって諸外国に多くの美術品が返還されました。とはいえ、全ての美術品が返還されたわけでありません。

・マンテーニャ「慈愛」 
・ベロネーゼ「カナの婚礼」

この2作品をはじめ、今日まで返還されずにルーブル美術館に残された美術品が存在します。

ルーブル美術館は世界で最も入場者が多い美術館

ルーブル美術館は世界最大の入場者数を誇る美術館で、年間800万人を超える人が訪れます。

2018年には年間入場者数が初めて1,000万人を突破し、その人気の高さはとどまることを知りません。過去には、入場者数が多すぎて職員が窒息を訴え、ストライキを展開したこともあるそうです。

アメリカ最大の美術館:メトロポリタン美術館

ニューヨークのセントラルパークにある「メトロポリタン美術館」はアメリカ最大の美術館であり、世界三大美術館の1つに数えられる美術館です。

ニューヨークは美術館が多い街でもありますが、その中でもメトロポリタン美術館は外せません。

所蔵数300万点以上!世界屈指の所蔵数を誇るメトロポリタン美術館

メトロポリタン美術館は、フランスのルーブル美術館に次ぐ入場者数が多い美術館です。

本館のメトロポリタン美術館に加えて、2つの分館があります。メトロポリタン美術館の所蔵数は300万点以上で、圧倒的な所蔵数を誇っています。

世界中の絵画、アート、歴史的遺物など幅広い芸術作品とコレクションが目白押しです。ゴッホ、モネ、ピカソ、ルノワール、ミケランジェロ、フェルメールなどの世界的有名画家の作品が多いことでも知られています。

The Metと呼ばれ愛される美術館

メトロポリタン美術館は通称「The Met」と呼ばれており、最初に設立されたのは1870年になります。一般市民が美術品に触れることができるようにと28人の民間グループによって創立されたそうです。

セントラルパークの東側、ミュージアムマイル沿いに移転したのは1880年であり、その後増築が進み現在のような立派な美術館になりました。

政府や王宮によって作られた美術館が多いのですが、メトロポリタン美術館は芸術を共有しようという志を持った寄贈者たちによって作られた美術館であり、個人的に収集されたコレクションを展示しています。

絢爛豪華な建物自体が美術品のよう!:エルミタージュ美術館

世界三大美術館の1つとしてあげられる「エルミタージュ美術館」は、ロシアの北西部バルト海に面した都市サンクトペテルブルクにあります。

18世紀半ば~19世紀にかけて建設された5つの建物で構成されているエルミタージュ美術館は、建物自体が美術品のような美しさです。

はじまりは王の個人用美術館

エルミタージュ美術館の始まりは1765年のこと。ロマノフ王朝の女帝「エカテリーナ2世」が個人用美術館として建てたのが始まりです。

当初は一般公開されていませんでしたが、1863年からは市民も観覧できるようになりました。

エカテリーナ2世はドイツから膨大な絵画や美術品を買い付け・収集していました。1917年に起きたロシア革命後は、貴族から没収されたコレクションが多数集積されています。

ロシア歴代皇帝の居住地でもあったエルミタージュ美術館

エルミタージュ美術館は、1,786個のドアと1,945個の窓を持つロココ様式の建物で、西欧の様式とロシア文化が融合した建築物になっています。

エルミタージュ美術館は、小エルミタージュ・旧エルミタージュ・新エルミタージュ・エルミタージュ劇場・冬宮の5つの建物で構成されており、それぞれ廊下で結ばれています。その中心となる冬宮は、ロシア皇帝の冬季宮殿として作られたものです。

皇帝が住んでいた建物を美術館として開館したエルミタージュ美術館のその美しい宮殿建築からして見どころといえます。

実際、エルミタージュ美術館の建物は「サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群」に梱包登録されているので世界遺産にも認定されています。

また、王座の間・黄金の鳥の時計・空中庭園などは当時の姿を留めているので、ロシアに皇帝がいたロマノフ朝時代に思いをはせることのできる場所にもなっています。

所蔵数は300万点もあり、展示室の数は400以上にもなります。有名な作品としては、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ブノアの聖母」「リッタの聖母」、ラファエロ・サンティの「コネスタビレの聖母」などがあります。

スペイン王室のコレクションが見られる!プラド美術館

スペインのマドリードにある「国立プラド美術館」は世界三大美術館としてあげられることのある美術館の1つで、マドリードの有名観光スポットです。スペイン出身画家の名作を多く所有しています。

プラド美術館で見られる、スペイン王家に集められた名作たち

プラド美術館の所蔵作品は絵画8,600点、彫刻700点以上に及びます。

ディエゴ・ベラスケスの「女官たち」「ブレダの開城」やゴヤの「着衣のマハ・裸のマハ」、エル・グレコ「イエスの復活」など有名な作品が多数あります。

プラド美術館のコレクションの基礎を築いたのはスペイン帝国最盛期の王であるフェリペ2世とフェリペ4世で、スペイン王家に集められた名作たちが数多く展示されています。

最初は博物館になる予定だった?

プラド美術館は1819年に王立美術館として開館し、1868年の革命後に現在の名前であるプラド美術館に改称されました。

実は、このプラド美術館のメインとなるビリャヌエバ館の建物は、1785年にカルロス3世が自然科学の博物館を作るために設計させたものであったと言われています。

プラド美術館ではスペイン派・イタリア派・フランドル派の絵画の傑作を多数観賞することができますが、その中でもスペイン絵画コレクションは圧巻です。

16~17世紀の絵画において最高レベルの美術館であり、2007年には建築家ラファエル・モネオが設計した施設の拡張部分がオープンしています。

まとめ

世界三大美術館として知られる4つの美術館は、どの美術館も圧倒的な所蔵数があり、有名作品が揃っています。テレビや本などで見たことがある有名な芸術作品をこの目で直接見て、本物の芸術に触れることができるでしょう。一度は行っておきたい観光スポットと言えますね。

また、世界三大美術館の建物は、王級や世界遺産に指定されているなど、建物自体も立派で見ごたえがあります。世界三大美術館に行った際には、美術作品はもちろん、その建物にも注目したいですね。

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出典:Wikipedia(モナ・リザ)

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