3月23日(月)に福島県からスタートする東京オリンピックの聖火リレー。
そのランナーのひとりである女子サッカー選手の川澄奈穂美さんが、自身のTwitterアカウントで聖火リレーの辞退を表明しました。
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一日も早い終息と皆様の健康を願って・・・
聖火リレーは、2011年の女子ワールドカップドイツ大会を制した「なでしこジャパン」メンバーからスタートする予定ですが、川澄選手は新型コロナウイルスの影響を鑑みて、以下のようにツイートしています。
新型コロナウイルスの影響で、今回の聖火リレー走者を辞退いたします。米国在住の為移動時にリスクが高いこと、自分が感染しない・感染源にならないこと、チームやファンの方々に迷惑をかけないことなどを考慮し決断しました。一日も早い終息と皆様の健康を心から願っています。
— Nahomi Kawasumi 川澄奈穂美 (@NahoKawasumi_9) March 23, 2020
日本で終息が見えない状況であり、世界各地でも感染が日に日に拡大する中、感染のリスクがあることや自身が感染源になってしまうリスクもあることを理由に、辞退の意向を表明しています。
聖火ランナーが走る沿道にはなんだかんだと多くの人が詰めかけることが予想されますし、チームやファンの方々のことを考えたとても賢明な判断だと思います。
川澄選手の決断を支持します
川澄選手の投稿に対して、「アスリートファーストを考える川澄選手の決断を支持します」といった声や「一番残念に思ってるのは奈穂さん自身ですものね」と、川澄選手の気持ちを思んばかる声などが寄せられていました。
・残念だけど、ベストな判断です。どうか、予防に十分気をつけて安全にお過ごしください。心から支持致します。
・一生に一度であろうことだと思いますが今のこの事態だと仕方ないですよね。正しい判断なんじゃないかなと思います。一番残念に思ってるのは奈穂さん自身ですものね。
・賢明なご判断をありがとうございます。新型コロナウイルスの病に罹らないよう、皆で気を配りたいです。ご健勝をお祈り申し上げます!
・アスリートファーストを考える川澄選手の決断を支持します!
東京オリンピック開催も不透明
東京オリンピックの開催についても、3月23日に安倍首相が延期を容認するなど先行きが不透明な状況。また、選手選考のための大会が中止されたり、トレーニング施設も満足に使用できないなど、アスリートたちにとっても不安な状況が続いています。
いずれにせよ、世界の人々の健康と安全があった上でのオリンピック。川澄選手のように、今後も声を挙げるアスリートが出てくるかもしれません。新型コロナウイルスの一刻も早い終息を願ってやみませんね。
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出典:Twitter(@NahoKawasumi_9)