観光や登山にどうぞ!素晴らしい景観の「日本三大渓谷」をご紹介!

みなさんは渓谷というと、どんな場所をイメージしますか?

険しい崖や流れの激しい川、それとも紅葉に色づいた深い山の奥でしょうか。いずれにしろ、自然豊かな場所という印象が強いと思います。

そこで今回は「日本三大渓谷」と呼ばれる名勝をご紹介します!渓谷が実際にどのような地形を指すのかも調べてみました。

渓谷とは

渓谷とは「谷や谷間の中でも山と山の間に川が流れている場所」のことで、「谷底の平らな部分の幅が比較的広い場所」のことを指します。

広い自然の中で山や川の眺めを楽しむことができて、夏は涼しく秋には美しい紅葉が広がるなど、観光地として整備されている場所が日本国内にたくさんあります。

渓谷と峡谷の違い

渓谷と似た言葉で、「峡谷」というものもありますが、両者の違いは何でしょうか?

峡谷も渓谷と同じ谷ですが、「渓谷と比べると谷幅が狭くて深く、谷底部分があまりない地形」を指します。高く切り立った崖が両側にそびえるような険しい谷で、V字谷とも呼ばれます。

とはいえ明確な数字などによる線引きがあるわけではないので、あくまでも感覚的な基準で呼び分けがされており、峡谷と渓谷は混合されることが多い地形となっています。

ちなみに日本では峡谷としては196ヶ所、渓谷には297ヶ所が名称をつけて指定されているので、渓谷と判定されている場所の方が多いということになります。

日本三大渓谷(日本三大峡谷)

日本にも名所として知られている渓谷がいくつもあります。

中でも「日本三大渓谷」として多くの人たちを魅了している有名な渓谷をご紹介します。

清津峡【新潟県十日町市】

「清津峡」はここ数年、美しい写真が撮影できるフォトジェニックなスポットとしても注目を浴びている峡谷です。

信濃川の支流である清津川によって形成された巨大なV字谷で、柱状節理という形状の雄大な岩肌と、エメラルドグリーンの清津川の急流によって生み出される渓谷美、そして秋の紅葉の素晴らしさで人気の景勝地となっています。

観光のために掘られた全長750mの歩行者用トンネル「清津峡渓谷トンネル」には、2018年のリニューアルで3ヶ所の見晴所とパノラマステーションを新設。そこから見える渓谷の迫力は、何度でも足を運びたくなるほど魅力的だと言われています。

黒部峡谷【富山県黒部市】

「黒部渓谷」は、黒部市を流れる黒部川中流から上流にかけての日本一深いV字峡谷です。

黒部ダムの貯水池である黒部湖を境に、下流側は「下廊下(しものろうか)」、上流側は「上廊下(かみのろうか)」と呼ばれています。"廊下"といっても家やビルなどにある通路の事ではなく、絶壁に挟まれた深い谷のことです。

日本国内でも有数の秘境である黒部渓谷の絶景を楽しむには、名物となっているトロッコ電車に乗って谷の中を進むツアーが最適ですね。

元々は黒部ダムを建設する資材を運ぶために敷設された鉄道を、観光用に利用したのが始まりで、現在は黒部峡谷鉄道トロッコ電車として運行されています。

終点の欅平駅から徒歩数分の場所にある奥鐘橋は、高さ34mから見下ろす深い谷と渓流、周囲の山々をも見渡せるスリリングな絶景ポイントとして人気です。

近畿の秘境「大杉峡谷」【三重県多気郡大台町】

「大杉峡谷」は日本一の清流とも言われる宮川の最上流、吉野熊野国立公園内にある渓谷です。

原生林や7つもの滝、エメラルドグリーンの清流など手つかずの自然が残る日本屈指の秘境です。

ユネスコの生物圏保護区「大台ケ原・大峯山・大杉谷」の一部でもあり、日常生活とはかけ離れた風景の迫力と美しさが魅力です。

ここに辿り着くには登山道を歩いて登るしかなく、誰でも気軽に行ける場所というわけではないのが少し残念な点でもありますが、アクセスが悪いからこそ残っている素晴らしい景観なのかもしれません。

山登りが好きな人にとっては、数々の滝や吊橋などの名所、大迫力の渓谷などの風景の中を歩く最高のトレッキングコースとも言えます。

2004年の水害や2009年の台風被害などで、登山道が部分的に通行不能になっていましたが、2014年に10年ぶりに全面開通となり、立ち入り禁止とされていた堂倉滝や七ツ釜滝などの名瀑にも行けるようになりました。

他にもある渓谷

日本三大渓谷に数えられていなくとも、全国各所にはまだまだ魅力的な渓谷がたくさんあります!

都心に最も近い渓谷「等々力渓谷」【東京都世田谷区】

「等々力渓谷」は東京23区内にあることから都心から最も近い渓谷となります。

公園として整備されているので家族のお出かけや週末デートなど、気軽に行ける渓谷として人気の高いスポットです。都内にいるとは思えないほどの豊かな自然に、まるで瞬間移動したかのような気分が味わえるかもしれませんよ。

浦島太郎伝説の地?「寝覚の床」【長野県木曽郡上松町】

木曽川の激流によって削られた花崗岩が、独特な姿を見せてくれる「寝覚の床」です。

白い巨大な岩肌がはっきりと姿を見せ、春には桜、秋には紅葉も楽しめます。竜宮城から戻った浦島太郎がこの地を気に入り、長年暮らしていたという伝説も残る景勝地です。

貸しボートで川を下れる「高千穂峡」【宮崎県西臼杵郡高千穂町】

西臼杵郡(にしうすきぐん)にある「高千穂峡」は、阿蘇山の噴火で発生した火砕流が急激に冷やされてできたとされています。

日本の滝百選にも選ばれた真名井の滝をはじめ、いくつもの滝や吊橋、迫力ある柱状節理の断崖など素晴らしい景色を見せてくれます。

遊歩道もありますが貸しボートでゆっくりと川を進みながら、下から見上げる幻想的な渓谷美は格別ですよ。

ロープウェイから眼下を眺める「層雲峡」【北海道上川郡上川町】

北海道のほぼ中心に位置する「層雲峡」は、日本一早い紅葉や真冬に開催される氷爆まつりなど、四季折々の美しさを楽しめる人気観光地でもあります。

北海道らしい雄大な景色は地上からも見られますが、大雪山黒岳五合目まで7分で登れるロープウェイが人気です。

関東の耶馬渓「吾妻渓谷(あがつまけいこく)」【群馬県吾妻郡東吾妻町】

吾妻川の中流に当たる雁ガ沢橋から八ツ場大橋までにかけて約3.5kmにわたる範囲が、「吾妻峡」として国の名勝にも指定されています。

はるか昔に噴火した火山の溶岩を、川の流れが侵食してできた渓谷で、滝、淵、奇岩などの変化に富んだ風景を見せてくれます。4月中旬のミツバツツジ、秋の紅葉が美しい景勝地です。

まとめ

日本には驚くほど数多くの渓谷や峡谷があるんですね。日本三大渓谷の素晴らしさはもちろん、もしかするとごく身近な場所にも、魅力的な渓谷や峡谷があるかもしれません。お近くの地域の渓谷や峡谷を調べて、出かけてみてはいかがでしょうか。

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