普段身のまわりにある物が動いてくれたとしたら・・・。発明とは、そんなふとしたキッカケから生まれるものです。
例えば、ティッシュ箱に脚を生やしてみたらどうなるか?そんなユニークな想像を具現化したティッシュ箱ロボの動画が反響を呼んでいます!
目次
まるで生きているような動き
ティッシュ箱ロボを発明したのは、lanius(@lanius)さん。日頃から「身のまわりにある動かないモノが動いたら、便利なことってあるよなぁ、便利なだけでなく賑やかで楽しいだろうなぁ」と考えているそうです。
そんなlaniusさんが自作したティッシュ箱ロボがこちらです。脚は3DCADを使用し、自身でデザインしたパーツを3Dプリント。それに市販のモーターを組み合わせて製作されたそうです。
まるで生きているかのように動くティッシュ箱。お子さんが恐る恐るティッシュを取る様子もなかなかシュールです(笑)
ティッシュ箱は市販のもので、中にロボットの機材とティッシュペーパーを入れられるように加工しているとのこと。暮らしの中でティッシュが必要なシーンは多いと思いますが、そんな時にティッシュ箱の方から駆けつけてくれたら助かりますよね。
▼ 動画はこちら
ティッシュ箱に脚を生やした。お茶こぼしたときとかに駆けつけてほしい pic.twitter.com/5miaH78UKr
— lanius (@lanius) April 18, 2020
「脚」に可能性を感じている
laniusさんは、こうしたロボットなどを製作している理由として、「モノを動かす仕組みとして『脚』に可能性を感じている」と言います。
車輪と違い、段差や障害物を回避できるため、狭くて散らかった部屋でもうまく使えること、機体が斜面や段差の上にあっても胴体を水平に保てるため、上に載っているものをこぼさないこと・・などのメリットが脚にあると考えているそうです。
あるといいな!を次々に具現化
laniusさんは、これまでにも脚をコンセプトとした様々なロボットを発明されています。
こちらは掃除機。実機ではなくシミュレーションのみとのことですが、見た目も動きもユニークで自然と愛着がわいてきます。
多脚ロボット掃除機のシミュレーション。家にほしいのはこういうやつ https://t.co/E2ak1Nv383
— lanius (@lanius) June 12, 2016
ゴミ箱にも脚を付けています。ゴミ箱が近寄ってきてくれたら便利ですよね。
脚つきゴミ箱、年末年始でワイヤレスにしてROS対応した pic.twitter.com/SCY5Uaarp9
— lanius (@lanius) January 11, 2018
通信環境がよくなるよう、勝手に移動してくれることを想定して発明されたWiFiルーター。
まだ調整中だけど、脚つき無線LANルーターこんな感じ。持ち主の通信環境がよくなるように勝手に移動してくれるといいな。 pic.twitter.com/r325w8wqHC
— lanius (@lanius) May 26, 2018
こちらは脚を付ける作品とは違いますが、調理中にスッーと手元まで来てくれる調味料。次世代の調理では、こういうシーンが当たり前になるのかもしれません。
普段動かないものを動かしてみようシリーズ。料理中に必要な調味料が勝手にやってくる。 pic.twitter.com/ButdkhpPhY
— lanius (@lanius) July 12, 2019
また、laniusさんは脚を付ける良さについて、「車輪などと違って生き物感があるので、愛着だったりその先にある『心』を感じやすいだろうと考えている」とも教えてくれました。
動かないモノに脚を付けて操作できるようにすることで、暮らしがより便利に、もっと楽しくなれば素敵ですよね。今後もどんな発明をしてくれるのか要注目です!
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出典:Twitter(@lanius)