弁護士の「士」と医師の「師」の違いはなに?どのように使い分けるか知っていますか?

弁護士には「士」、医師には「師」と書きますよね。どちらも「し」と読み、職業に付けられている漢字ですね。

今回はそんな「士」と「師」の違いについて調べてみました。両方を正しく使い分けられるようにしたいですね!

士と師

日本語で職業を表す際、「士」を使うこともあれば「師」を使うこともあります。

ここではまず「士」のつく職業と、「師」のつく職業をご紹介します。どのような仕事があるのでしょうか?

士のつく職業

「士」のつく職業には弁護士や司法書士など法律のプロから、税理士や社会保険労務士などお金のプロ、行政書士など手続きのプロなどがあります。

それらの高度なスキルや資格を持つ職業に「士」という言葉が付けられています。

その他にも、栄養士、保育士、救急救命士、理学療法士、気象予報士、建築士、公認会計士など様々な職業があるのが特徴ですね。

8士業

日本では難関試験に合格しないとなれない職業として、「8士業」と呼ばれる職業が存在します。こちらがその8士業に分類される職業です。

1.弁護士
2.司法書士
3.土地家屋調査士
4.税理士
5.弁理士
6.社会保険労務士
7.行政書士
8.海事代理士

師のつく職業

「師」のつく職業には医師や看護師などの医療のプロから、薬剤師や調理師など健康のプロ、美容師や理容師などの整髪のプロなどがあります。

高度なスキルや資格を持つ職業の中でも、特に一芸に秀でているものに「師」という言葉がつけられる傾向にありますね。

教師や講師、牧師、技師、漁師、猟師などの職業もあり、それぞれ専門的に特化した職業に多く用いられているのが特徴です。

士とは?

「士」という字は、物事を処理する才能のある人を意味します。そこから専門の知識や技術を持つ人全体を指す言葉となり、特に高度なスキルや資格が必要な仕事に使われるようになったそうです。

以下、「士」が持つ本来の意味です。

1.男子
2.侍
3.古代中国の身分
4.特別な能力を身につけた人

「士」には特に男子を指すことが多く、侍などの意味もあり、国家に仕える者に使われることが多かったようです。

知識を持って国や主に仕える人に用いられました。たしかに法律や税など、国に関係する職業が多いように思いますね。

師とは?

「師」という字は人々を集めた集団そのものを意味していましたが、集団を教え導く者という意味でも使われるようになりました。

以下、「師」という言葉が指す意味です。

1.先生・師匠などの教育者
2.僧侶・神父などの指導者
3.中国の周代の軍制での2,500人の単位
4.特別な能力を教えて導く人

「師」には、誰かを育てる先生や師匠のことを指すことが多いですね。また、誰かを導く僧侶や神父なども指したりします。

つまり、特別な能力を活用して教える他、人々を導く人のこと指す言葉ですね。

士と師の使い分け

「士」と「師」には厳密な使い分けが決まっているわけではないのですが、漢字の意味を考え、ある程度の意味を割り当てることはできるかもしれません。

例えば、物事を教える立場の人には「師」が多く、「人々を集めた大集団」を意味するものの、それが転じて「人の集団を導く者」「教え導く者」という意味でも使われます。

その一方で、「士」は「事を処理する才能のある者」で、「才能をもって官に仕える者」を指すのが本来の意味となります。

どちらも似たような意味ですが、それぞれが置かれている立場によって使い分けるのがわかりやすいかもしれません。

司の場合もある

例外として「士」や「師」に他に、「司」という漢字が使われることもありますよね。

これはもともと役所を意味する言葉であり、任された役目に責任を持つ人のことを意味します。

そして、その役目を受け持つ人の職業の名称に付けられていることが多く、児童福祉司や保護司などを表現する際に使われることが多いですね。

また、行司や宮司などでも使われているなど、その使い方はかなり幅広いかもしれません。

ただ、児童福祉司は「児童福祉士」と表記されることもあります。その他の職業も、使い方が状況によって異なる場合があるため注意が必要ですね。

まとめ

「士」と「師」は、多くの職業を表現する際に使われる言葉で、厳密に違いが決まっているわけではありません。

弁護士、税理士、行政書士など高度なスキルや資格を持つ職業は「士」と表現されることが多く、医師や薬剤師など特に一芸に秀でている職業は「師」という言葉が使われることが多いですね。

その限りではないものの、例外として「司」を使うこともあるので、それぞれの立場などから使い分けていくようにしましょう。

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