尾を伸ばした姿が魅力的な彗星。息を呑むほどの美しさは、ずっと見ていられますよね。
そしてそんな明け方の空に映える彗星の姿をとらえた写真が、Twitterで話題になっているのでご紹介します!
目次
太陽系を翔る旅人
貴重な写真を撮影されたのは、写真家のKAGAYA(@KAGAYA_11949)さん。
その写真には、なんと2020年3月にNASAの赤外線天文衛星「NEOWISE」によって発見された『ネオワイズ彗星』が写っていました。
太陽系を翔る旅人、彗星の姿。
本日夜明け、梅雨のわずかな晴れ間に見られたネオワイズ彗星です。
2枚目は望遠鏡を使って撮影。
夜明けの北東の空低く、肉眼でも見えましたがより楽しむには双眼鏡が必要です。 pic.twitter.com/QCkgdV9X8l— KAGAYA (@KAGAYA_11949) July 11, 2020
7月11日(土)の夜明け、梅雨のわずかな晴れ間に見られたというネオワイズ彗星。夜明けのグラデーションを通過する一筋の光が美しく、まるで映画のワンシーンのようです。
望遠鏡を使って撮影したという2枚目は、息を呑むほどの美しさ。まるで意志を持って飛んでいるかのような彗星の姿には惚れ惚れしてしまいますね。
そしてこちらは、KAGAYAさんが実際の撮影で使用された機材だそうです。
夜明けのネオワイズ彗星撮影データ
カメラ:ソニー α7R IV
【1枚目】レンズ:キヤノン EF70-200mm F2.8 IS II USM
絞り開放 露出15秒 ISO640 赤道儀にて追尾
【2枚目】口径150mm 焦点距離420mm F2.8 反射望遠鏡(SHARPSTAR 15028HNT)
露出10秒 ISO1250 赤道儀にて追尾 トリミング pic.twitter.com/f1H5FUjRcn— KAGAYA work (@kagaya_work) July 11, 2020
ちなみに、双眼鏡や望遠鏡を使う際には誤って太陽を見てしまわないように注意しなければなりませんね。
いつ見られる?
ネオワイズ彗星は、7月中旬までは明け方の北東の低い空、7月中旬以降は日没前後の北西の空にあるとされており、天候次第では双眼鏡や望遠鏡を使って見つけられる可能性があるといいます。
現在(2020年7月12日)は明け方の北東の空に1等級から2等級の明るさで見えており、肉眼でも見ることができるようです。最近は曇り空が多いですし、見つけることができたらラッキーですね!
「君の名は。」のようだ
このネオワイズ彗星の写真に対しては映画「君の名は。」のようだという声や、「ムーミン谷に彗星が近付いてくる話を思い出しました」といった声がTwitterに寄せられていました。
・「君の名は。」のようだ。本当にキレイ!
・凄過ぎます!ムーミン谷に彗星が近付いてくる話を思い出しました。
・なんて美しい彗星。いつか田舎のキレイな星空を眺める旅をしてみたいです。
・彗星の尾もキレイですし、背景に写る星々も輝いていて宇宙の広さを感じます。
彗星の美しさはもちろん、背景に見えるたくさんの星も素敵ですし、宇宙の神秘を改めて感じさせてくれる写真ですよね。
7月中旬までは、明け方の北東の低い空に見えるというネオワイズ彗星。一度見てみたいという方はこの機会をぜひお見逃しなく!
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出典:Twitter(@KAGAYA_11949)