
お子さんがいる方は、一度くらい我が子を感情的に叱った経験がある方が多いと思います。その際、うっかり手を上げてしまった、または手を上げそうになって深く後悔したり悩んでいる方もいるでしょう。
そんな中、以前コロナ禍の買い占めで苦しむ人がいることを切実に訴える漫画でご紹介したTwitterユーザーのKAKO(@isinnkodesu)さんが、息子さんを叱った経験の中で一生忘れられない出来事を描いた漫画が反響を呼んでいるのでご紹介します。
目次
暴力がしつけではないと心底理解した出来事
「誰か一人でも心に響いたら」と、KAKOさんが勇気を出して実体験を描いた漫画の内容は、今から22年前の出来事。体調を崩した息子さんのお世話をするため仕事を休んだ日のことでした。それではご覧ください。
先日から娘を叱る話を漫画にしてきましたが、私には25歳の息子もおります。
その息子を叱った経験の中でも、一生忘れられない出来事を漫画にしました。こんな実体験を描くのは大変勇気が必要で、アップするかどうか相当考えましたが、誰か一人でも心に響いたらと思います。
最後まで読んでみて下さい pic.twitter.com/YA4coY1aQ4— KAKO (@isinnkodesu) September 8, 2020
息子さんのワガママに対し、頬を殴るという方法で感情的に怒りをぶつけてしまったKAKOさん。
その時の息子さんの言葉と鼻血が出ている顔で我に返って泣きじゃくり、息子さんに本気でわびたKAKOさんは、暴力がしつけでないことを心底理解すると同時に、「親から子どもへの暴力は追い詰められた親の鬱積が生み出した結果」だと気付くのでした。
その上で、今もしも追い詰められた親がいたら「あなただけじゃない」「誰かに相談を」と伝えたいというKAKOさんのメッセージ。深く胸に刺さりました。
漫画を読んだ人たちの声
KAKOさんが「アップするかどうか相当考えました」と話す漫画には沢山のコメントが寄せられています。
親の鬱積。まさにこれに尽きます。だから当事者の親のみがしっかりせえ!ではなくなく、まわりをひっくるめて鬱積が貯まらぬよう、1人だけで抱え込んでまわなくてええように守り守られできたらいいなと心底感じました。
— tacco (@tacco41182527) September 8, 2020
理想を目指してる、でも相手も自分も人間なのでそうもいかないことも多々。つい感情的な態度をとってしまうこともあり、自分を責める。そして余計に余裕がなくなるんですよね。「覚えてない」の言葉、風穴のようでした。(反省しないという意味でなく、悪循環にはまらず前を向くという意味で)
— ラパン (@lapinkumammnn) September 8, 2020
これを描くって、すごく勇気がいることだと思います。暴力は駄目、叩いては駄目、それはわかる、でも親はいつも我慢我慢我慢我慢あの手この手で受け流さなきゃいけない。
KAKOさん、描いてくださってありがとう…。— 魚子 (@BcXalh) September 8, 2020
深く考えさせられた
子どもに言葉で分からせようとしても上手くいかなかったり、仕事や家事の疲れなど精神的に追い詰められていると余裕がなくなり、感情的に怒りをぶつけてしまいたくなる時もありますよね。
親も人間ですから、その気持ちをすぐに消化したりコントロールするのは簡単ではありません。ですが、もし誰かに相談できたら、子どもに向けた手や足をぐっと堪えて暴力ではない違う方法を選択できるかもしれません。
KAKOさんが勇気を出して実体験をシェアして下さったおかげで「一人で背負わなくていいんだ」と思えた方、深く考えさせられた方がきっと沢山いると思います。
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出典:Twitter(@isinnkodesu)