PCR検査より速くて正確?コロナ探知犬がフィンランド空港で稼働開始!

フィンランドにあるヘルシンキ空港では2020年9月22日からコロナ探知犬を試験導入したそうです。コロナ探知犬を導入することで、感染者の特定プロセスを迅速化することが期待されています。なんとPCR検査よりも速くて正確であるとも言われているんですよ。ここではコロナ探知犬についてまとめてみましょう。

様々な感染症を嗅ぎ分ける探知犬


犬といえば盲導犬、救助犬、補助犬など、色々な場面で私達人間の大きな支えになっていますよね。人間のために働いてくれる犬の中には「探知犬」という犬がいます。

探知犬は様々な感染症を嗅ぎ分けることができ、世界各国で訓練が行われています。がんや糖尿病患者の低血糖状態をかぎ分けることができる探知犬は医療分野でも活躍しています。世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスに対しても重要な役割を担ってくれると期待されているのです。

犬は人間の約1万倍の能力で正確に匂いを見極められることができると言われています。この犬の優れた嗅覚を活かして、医療現場でのコロナウイルスの検査と併用することで、より的確かつ迅速な検査結果が得られるのでは?と期待が寄せられていますよ。

ドイツのハノーバー獣医科大学が率いる研究チームは「犬が約94%の精度で新型コロナウイルスの感染者を探知できる」という研究結果を学術専門サイト「BMC Infectious Diseases」に報告しています。

研究に携わったハノーバー獣医科大学の生化学教授であるブリックウェーデ氏によると、新型コロナウイルスに感染すると、人間の体内での代謝プロセスが完全に変化します。犬は人間のその変化を嗅ぎ分けることができ、新型コロナウイルス感染者かどうか?を見極めることができるそうです。

世界初!フィンランドの空港で稼働開始


世界で初めてフィンランドのヘルシンキ空港で、新型コロナウイルスの感染者の匂いを嗅ぎつける特別な訓練を受けた探知犬の出動が始まりました。ヘルシンキ空港では将来的にコロナ探知犬を4頭ずつシフトを組んで勤務させる予定で、現在は10頭の探知犬が訓練されています。

検査は主に国外からフィンランドに到着した旅客者を対象としており、この検査結果で陽性が出た場合には、ヴァンター市の健康情報センターに案内されます。ちなみに検査は匿名で実施されるそうです。

ほぼ100%の検知率

探知犬が直接被験者と触れ合うのではなく、被験者が皮膚を拭いた布をカップに入れて、別の場所でコロナ探知犬に匂いを嗅がせます。予備テストによるとほぼ100%の確率でウイルスを嗅ぎ分けることができ、症状が始まる数日前からウイルスを識別できることが分かっていますよ。

検査時間も一瞬

検査も布の匂いを嗅ぐだけなので一瞬で終わります。時間に関しては犬の個体差が多少ありますが、フィンランド空港の場合は約10秒で嗅ぎ分けることができるそうですよ。

日本の場合


日本の空港では、検疫探知犬が活躍しています。検疫探知犬は手荷物や国際郵便、宅配便の中から動植物検疫の検査が必要となる肉製品、果物などの匂いを嗅ぎ分けて発見する訓練を受けています。日本以外にも海外のいくつかの国で導入されており、目覚ましい活躍をしていますよ。

検疫探知犬がいることによって、ASF(アフリカ豚熱)、CSF(豚熱)、鳥インフルエンザ、口蹄疫などの家畜の伝染病、ミバエなどの植物の病害虫が日本へ侵入するのを防ぐ重要な役割を担っています。

また海外から到着する人々に検疫探知犬を見てもらうことで、動物検疫や植物検疫の存在を知ってもらうということも役割の1つです。

がんの探知犬

空港以外に医療機関でも探知犬が活躍しています。がんの探知犬は、犬の嗅覚でガンの有無を判定することができるのです。がん探知犬は、嗅覚と集中力に優れ、特殊なトレーニングを受けた犬であり、人の尿に含まれているがん特有の匂いを察知する能力があります。

がん探知犬の感度は非常に高く、早期がんや高度異形成にも反応し、その的中率は100%に近いと大学の研究機関から実証されていますよ。

検査を受ける側も尿を採取するだけでOKなので負担がありません。時間のない方や、検査の苦痛やストレスを感じ検査を敬遠されていた方にもおすすめの検査方法と言えるでしょう。

まとめ


フィンランドの首都・ヘルシンキの空港では新型コロナウイルスの感染者の匂いを嗅ぎ付ける特殊な訓練を受けた探知犬の出動がスタートしました。匂いを嗅ぐだけで、症状が出る前の感染者も見分けることができると言われています。新型コロナを封じ込める新たな第一歩として世界で注目されていますよ。

関連キーワード

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事