「ホロホロチョウ」は七面鳥と混合されることもあるけど、違う鳥なので気を付けて!

ホロホロチョウはその見た目から七面鳥と間違われることの多い鳥です。
実際に見た目に共通点もあり、毛のない頭を持つという意味では本当にそっくりです。

しかし、ホロホロチョウと七面鳥は別の鳥なので勘違いしないように注意が必要となります。

そこでここでは、ホロホロチョウとはどういう動物なのかをご紹介するだけではなく、七面鳥との違いについても解説します!

ホロホロチョウとは

ホロホロチョウはキジ目ホロホロチョウ科ホロホロチョウ属の動物で、首が長くぼってりとした体が特徴の鳥となっています。
七面鳥にすごく似ているのですが別の鳥なので、まずはホロホロチョウがどういう動物なのかを見ていきましょう!

ホロホロチョウの生息地

ホロホロチョウはアフリカ大陸の赤道以南に生息しており、主に草原や森林で生活しているとされています。

食事は昆虫類から甲殻類、果実や種子などを食べる雑食です。
ホロホロチョウはサハラ砂漠以南の中部アフリカや南部アフリカに広く分布しています。

サハラ砂漠以北の北部アフリカには生息していないのですが、ヨーロッパなどへはアジアとも繋がっているトルコを経由して輸出入されていた歴史があります。

ホロホロチョウの大きさや姿

ホロホロチョウは全長約50cmほどです。
黒い羽毛と白い斑点に覆われており、頭部に羽毛はないのが特徴となっています。

ケラチン質に覆われた骨質の突起があるのが特徴であり、咽頭部に赤や青の肉垂があります。
オスとメスはその姿がよく似ているものの、肉垂と頭部の突起はオスの方が大きいとされているため、オスメスの判断は比較的簡単です。

なお、家畜として育てられているホロホロチョウの羽色は、白や茶色や灰色など個体によって大きく違うこともあります。

ホロホロチョウの生態

ホロホロチョウは群れで生活します。
中には約2,000羽以上もの大規模な群れを作って生活しているのが確認されたこともあります。

群れは横一列になって食事をしたり、雛を囲んだり天敵から遠ざけるような形態をとることもあります。
繁殖期になるとオスは縄張りを持つことから、その都度群れは解体されます。

なお、身の危険が迫ると警戒音をあげたり走って逃げたりすることが多いですが、短距離であれば飛ぶことは可能です。

ホロホロチョウと七面鳥の違い

それではホロホロチョウと七面鳥はどのような違いがあるのでしょうか。
ここではそれぞれの違いについて解説していきます。

大きさの違い

ホロホロチョウと七面鳥は、まずその体格が大きくとこなります。

成長のオスで比較すると七面鳥の方が大きくいです。
ホロホロチョウは前述のとおり50cm前後です。
それに対して七面鳥は120cmほどまで成長します。

生息地の違い

ホロホロチョウと七面鳥の大きな違いは生息地にあります。

ホロホロチョウはアフリカ大陸に生息する鳥です。
しかし七面鳥は北米大陸に生息しています。

お互いにまったく違う生活環境で育つ動物であり、そのルーツもまた違ってきます。

ホロホロチョウの名前に関する豆知識

ホロホロチョウは見た目もかなりのインパクトですが、その名前もユニークですよね。
そこで、ここからはホロホロチョウという名前に関する豆知識をご紹介します。

もともとホロホロチョウが「turkey」だった?!

英語の「Turkey」といえば七面鳥を指します。
しかし、もともとはホロホロチョウが「Turkey」だったとされています。

「Turkey」とは実はトルコを指す言葉でもあります。
それがなぜアフリカに生息するホロホロチョウの名前になったのか、それはヨーロッパに伝来した歴史にあります。

ホロホロチョウは直接ヨーロッパに伝わってきたわけでは無いとされます。
名前の由来となったトルコを経由して伝わったことから、伝来地にあやかって「Turkey」と呼ばれるようになったのです。

しかしその後、似たような鳥がアメリカからも伝わってきました。
この鳥をホロホロチョウの仲間と当時の人は勘違いし、こちらも「Turkey」と呼びあらわしました。
その鳥が七面鳥です。

その後、英語圏では七面鳥の方が食用として主流となったため「Turkey」は七面鳥の名前として定着しました。

ではホロホロチョウはその後どのような名前になったのでしょうか。
現在、ホロホロチョウの英名は「Guineafowl」といいます。
これは「ギニアの鶏」を意味します。
つまり原産地に由来する名前に変わったという事ですね。

なぜ「ホロホロ」チョウ?

では、和名であるホロホロチョウはなぜ「ホロホロ」という不思議な語感の名前がつけられているのでしょうか。

この和名は、江戸時代にまで由来がさかのぼるとされます。
鎖国していた日本と取引をしていた唯一の国オランダより持ち込まれたとされるホロホロチョウ、当時のオランダ語では「ポルポラート」と呼ばれていました。
この「ポルポラート」が「ポルポラ→ポロポロ→ホロホロ」という感じで変化していき、最終的にホロホロチョウとなったと考えられています。

フランス料理に欠かせないホロホロチョウ

七面鳥の方がメジャーな存在となり、英名では名前を取られたホロホロチョウですが、フランス料理においては重宝されています。

フランスではホロホロチョウは丸ごと調理することもあるなど、定番の食材として活用されています。
実際、ホロホロチョウの生産量世界一なのはフランスとなっており、フランス全土で飼育されています。

フランスの一般家庭でもオーブンで焼いてロティ(ロースト)にしたり、オーブンで焼いたものを煮込んでサルミという伝統的料理にされます。
また、煮込み料理のフリカッセとしても食べられています。

家庭ごとにアレンジがある食材とされるので、フランス料理に欠かせない食材ともいえます。

まとめ

ホロホロチョウはその見た目から七面鳥と混合されてきた歴史があります。
実際のところは大きさや姿も違っているだけではなく、生息地も異なります。

本来はこのホロホロチョウが「Turkey」という英名でしたが、七面鳥に取られてしまったことで、現在は「Guineafowl」と呼ばれています。

関連キーワード

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事