金色の毛が美しい「ゴールデンライオンタマリン」、その姿は日本でも見られる?

ゴールデンライオンタマリンは金色の毛を持つ動物で、その名前の由来にもなっているライオンのような凛々しい姿が特徴です。
そんなゴールデンライオンタマリンですが、実は絶滅の危機に瀕している動物でもあります。

ここでは、ールデンライオンタマリンがどういう動物なのかということから、2020年10月現在その希少な姿を見られる動物園についてもご紹介します!

ゴールデンライオンタマリンとは

ゴールデンライオンタマリンは哺乳綱サル目(霊長目)オマキザル科ライオンタマリン属に分類される動物です。
まずはゴールデンライオンタマリンがどういう動物なのかを詳しく解説します!

生息域

ゴールデンライオンタマリンは主に南米大陸に生息しており、ブラジルの固有種として保護されている動物です。
リオデジャネイロ州のサンジョアン盆地にしか生息していない希少な動物です。

ゴールデンライオンタマリンは熱帯雨林を好み、主に樹上生活を中心に送っており、樹木の中を巣にしています。
しかし、度重なる環境破壊により生息域に変化があることから、近年はそこまで樹高のない木々で生活する個体もいるようです。

大きさや姿

ゴールデンライオンタマリンの体長は全身で約25cm~35cmほど、体重は約0.5kg~1kgほどとなっています。
数値だけ聞くと小型のサルのように思えますがマーモセット亜科の中では最大種とされています。

姿に関しては名前の由来にもなっている金色の毛を持ち、ライオンのたてがみのようなものを持つのが特徴となっています。

名前はその美しい毛並みから

ゴールデンライオンタマリンという名前は、その美しい毛並みから名付けられたとされています。

ゴールデンライオンタマリンは頭や頬などに髭状の体毛が生えているのが特徴です。
そのライオンのように見える美しい光沢を帯びた金色の毛が名前の由来でもあります。

ゴールデンライオンタマリンの生態

ゴールデンライオンタマリンは基本的に昼に行動をして、夜は樹木の空洞などに隠れて過ごす昼行性です。
個体によっては同じ樹洞を数年以上にわたって使うこともあるマイホームを好む動物です。

食性は雑食で、果実や花の蜜だけではなく昆虫類や爬虫類も食べます。

また、生殖も少し特殊となっており、ゴールデンライオンタマリンのメスは双子を産む割合が秘奥に高いとされます。
ゴールデンライオンタマリンの子供は母親の体重20%に相当する巨大さで生まれてくるため、母親にとってはまさに命がけの妊娠・出産となるわけです。

また、オスも育児に参加するのが特徴です。
母親の食事をしている間などは、父親や他の子どもたちが赤ちゃんの面倒を見ることもあるのだとか!

絶滅の危機に瀕するゴールデンライオンタマリン

ゴールデンライオンタマリンは現在、絶滅の危機に瀕しています。
その個体数も増減が激しく、保護活動によってある程度は復活したものの、病気の蔓延によって個体数が減ってしまっているのが現在の状況です。

人間の環境破壊で絶滅の危機に瀕したゴールデンライオンタマリン

ゴールデンライオンタマリンが住む熱帯雨林は、林業や農業や工業の拡大によって失われつつあり、彼らの住処が減ってきています。

それと同時にゴールデンライオンタマリン自体の数も減少傾向にあり、2020年現在では絶滅危惧種にも指定されているほどです。
1960年代には、野生のゴールデンライオンタマリンは200頭ほどしかいないという推測もされていました。

病気により再度その数を減らしてしまう

ゴールデンライオンタマリンは急激な個体数の減少を防ぐべく、保護活動が進められている動物でもあります。
活発な保護活動によって2014年には約3,700匹にまで増やすことに成功しました。

しかし、2017年に黄熱病が流行したことで個体数が激減。
約30%のゴールデンライオンタマリンが黄熱病により命を落としたと考えられています。

黄熱病による危機からの保護活動も、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、影が差しているとされています。

日本で「ゴールデンライオンタマリン」の姿は見られる?

ゴールデンライオンタマリンはブラジル固有種ということもあって、野生のものを見に行くことはなかなかできませんよね。
ただし、日本でも見られる動物園はあります。

2020年現在、日本で唯一「浜松市動物園」のみで飼育、展示されています。
とはいえ、浜松市動物園でも2頭しかいないこともあって非常に希少価値の高い動物となっています。

他にもいる、タマリンと付く名前のサル

ゴールデンライオンタマリンの他にも、タマリンの名を持つサルも多く生息しています。
特に中南米に生息する小型のサルが多いので、ここで少しだけその種類についてご紹介します!

中南米に生息する小型猿たち

中南米は動植物の宝庫とも呼ばれ、小型のサルたちの楽園でもあります。
そんなサルの中にはタマリンという名前を持つ動物も多いので、ゴールデンライオンタマリンと併せて覚えておきましょう!

エンペラータマリン

エンペラータマリンは全身を真っ黒な毛に覆われていますが、口の周りだけ真っ白で長い毛をしたタマリンです。
その名前はカイゼル髭が特徴のドイツの皇帝だったヴィルヘルム2世に由来しています。
そう、エンペラータマリンの口周りの真っ白の毛がカイゼル髭を連想させたことから名付けられたのです。

ワタボウシタマリン

ワタボウシタマリンはワタボウシパンシェとも呼ばれるタマリンです。
コロンビアなどの中南米に生息しており、頭部は歌舞伎の連獅子のような白く長い毛が生えています。
この頭部の毛を綿帽子と例えたのが名前の由来です。

厳密にはゴールデンライオンタマリンの仲間ではない?!

ここまで紹介したタマリンは、厳密にいうとゴールデンライオンタマリンの仲間ではありません。

多くのタマリンはオマキザル科タマリン属の動物なのですが、ゴールデンライオンタマリンはオマキザル科ライオンタマリン属の動物です。
そのため、厳密には違う分類の動物となります。

まとめ

ゴールデンライオンタマリンはその名前の通り、ライオンのような金色の毛を持っているとても美しい動物です。
しかし、人間の環境破壊などによって絶滅の危機に瀕しており、今後は個体数がさらに減っていく可能性があります。
2020年10月現在、日本の動物園では唯一「浜松市動物園」でその姿を見られます。
もしこの珍しい動物を一目見たいということなら、ぜひ!

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