戦時中に使われていたアイテムなどが新たに発見されると、当時のことを知るための貴重な資料になるとして、その都度話題になりますよね。
今回話題となっているのは、戦時中のものと思われる手紙。解読を目的にTwitterに投稿されると、多くの声が寄せられていました。
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豪州で働いている時に手紙を託された
投稿されたのは、TwitterユーザーのNaotaka Ohashi(@nao_tirpse)さん。こちらが反響を呼んでいる、戦時中のものと思われる手紙です。
うちのスタッフより。
オーストラリアで働いてる頃に、パプでナンパされたお爺ちゃんから
「日本人か?この手紙を、届けて欲しい」と託されたと。
戦時中のもの?と言うも、紙が完璧な状態です。
まず読める形にした方が良い?
世界中の皆さまご協力お願いします! pic.twitter.com/DapedGiT8r— Naotaka Ohashi (@nao_tirpse) November 10, 2020
とても可愛らしく精巧に描かれた女性のイラストが印象的な手紙。もう何十年も前(戦時中)の手紙かと思われますが保存状態が良好で、紙が破れたり筆跡がかすれたりといったことがありません。
宛名面には「横須賀局」という文字も確認できます。こちらも筆跡がかすれたりしておらず、見る人が見れば解読ができそうです。びっしりと敷き詰められた文章といい、丁寧に描かれたイラストといい、手紙を書いた方にとってとても大切な方に宛てたものであることはうかがえます。
翻字や様々なアドバイス
この手紙に対しては、翻字したものを送ってくる方や持ち込むべき場所をアドバイスする方など、多くの反響が寄せられていました。
画像にて翻字をお送りします、お役立て下されば幸いです。宛名・差出人・関係者・関係地がわかっておりますから、ご遺族に繋がるようお祈りしています。 pic.twitter.com/UzACWfJM4j
— 金木犀@生存戦略なう (@kin_mokusei) November 11, 2020
拝読
なんと心をこめて綴られた、温かく美しいお便りでしょう。
時間と国を超えて、ゆかりの方のお手に届きますようにとお祈りせずにはいられません。— くらた (@kura_ta_kura) November 10, 2020
戦没された方のご遺品という事であれば遺骨の収集・送還事業を行っている
厚生労働省 社会・援護局事業課事業推進室
(電話03-5253-1111(内線4535、4536))
に相談されてみてはどうでしょうか?— しなのまる/リンガ泊地でぷかぷか (@sinanomaru) November 10, 2020
軍服の内側にしまってあったから状態がよいのかなと。日本兵の軍服をかったら中にはいっていたものかも。
横須賀で南方に行く前に受け取ったもので大切にしていたとすると文中の勝太郎様がお子さんでまだ赤ちゃんかな。奥さんがお産で里帰りしていて状態はあまり良くなく身内の誰かの代筆?— やまだ@ (@urEkuZUQbLgiMFV) November 11, 2020
横須賀とあるので海軍所属の方だと思います。所属部隊がはっきりしていますので防衛庁等に残っている名簿で調べられる可能性あります。問い合わせしてみては?または所属軍人さんを研究されている方もいますし……そう言った方を探すと良いかもしれません。
— あつ森さん@オリジナルカクテル開発中 (@yorusarichoukan) November 11, 2020
海軍関係者の遺品か!?
手紙には横須賀とあるので、海軍に所属されていた方と推察されます。また、オーストラリアの方から託されたということですので、ニューギニア戦線で戦死された海軍関係者の遺品であるとも考えられますが、実際のところはどうなのか不明です。
いずれにせよ、然るべき場所に持ち込めば全貌が明らかになりそうですね!
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出典:Twitter(@nao_tirpse)