
豪シドニーにあるシー・ライフ・シドニー水族館から温かいニュースが飛び込んできました!
こちらの水族館で暮らすジャンツーペンギンのオス同士のカップル、「スフェン」と「マジック」が里親として2度目のヒナの孵化に成功したのです。
目次
過去に子育てが可能なことを証明
スフェンとマジックが最初にヒナの孵化に成功したのは2018年のことでした。
出典:Youtube
いつも一緒に行動するふたりが繁殖期に石を集めて巣作りする行動を見せたため、飼育員さんが試しにダミーの卵を与えてみることに。
するとスフェンとマジックは、ダミーの卵を交互に温めてお世話したのです。その様子を見た飼育員さんは、“彼らなら大丈夫”と確信。養子として育児放棄された本物の卵を託すことにしました。
出典:Youtube
飼育員さんの確信通り、スフェンとマジックは本物の卵を孵化させることに成功。誕生したメスのヒナ「ララ」のパパとなったのです。
再び里親に選ばれたふたり
そして今回、再びスフェンとマジックが里親として選ばれ、2度目のヒナの孵化に成功しました。ふたりはこれで二羽の子どものパパです。
水族館が先日公開した動画には、他のカップルたちに混ざって子育てする姿が映っています。
出典:Facebook
水族館の広報担当者の話によると、スフェンとマジックは「気配りができて、驚くほど思いやりがある」とのことで、とっても素敵なパパたちのようです。
出典:Facebook
こちらの動画もぜひご覧ください。
ペンギンの同性カップルは意外と多い
スフェンやマジックのような同性カップルは動物の世界では珍しいのかと思いきや、そうでもないようです。
とりわけペンギンの中にはオス同士、メス同士のカップルが頻繁に見られるそうで、過去にも様々な国で同性のペンギンカップルによるヒナの孵化成功が報告されています。
どんな形であれ愛は愛。子どもを大切に想う気持ちがあれば、親になるのに性別は関係ないということですね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:Facebook(@sydneyaquarium) / YouTube(SPHEN AND MAGIC ARE STRONGER THAN EVER! | SEA LIFE Sydney Aquarium)